小松 和弘(経営コンサルタント)- Q&A回答「フリーランスの方が有利と考えられます。」 - 専門家プロファイル

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( 東京都 / 経営コンサルタント )
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妻がフリーランスを検討中

法人・ビジネス 独立開業 2014/10/20 11:16

妻が、フリーランスで仕事を始めようとしています。
年間180万円程度(交通費除く)の収入が見込めるのですが、
扶養控除、国民年金、健康保険などの影響で
フリーランスになるか、103万円以内でのパート
どちらが得するのでしょうか。
ちなみに、ワタシ(世帯主の年収は500万円程度です)

daccanさん ( 大阪府 / 男性 / 44歳 )

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経営コンサルタント

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フリーランスの方が有利と考えられます。

2015/02/05 19:26

daccanさん、こんにちは。

奥様が180万円のフリーランスで働くのと103万円以内のパートで働くのとでは、どちらが家計に有利かというご質問ですね。
ここではdaccanさんが企業にお勤めで厚生年金に加入している。加えて固定資産税を払っていないという前提で以下、お答え致します。

奥様の年間の収入が103万円以内の場合
1.税金
奥様の収入から給与所得控除と基礎控除が差し引かれ、課税所得は0となるため、奥様に所得税はかからず、配偶者控除も受けられます。

2.年金
奥様が第3号被保険者であれば、daccanさんの加入する年金制度が一括負担するため、奥様は保険料を支払う必要はありません。

3.健康保険
奥様は被扶養者となり、健康保険料を負担することはありません。


奥様の年間の収入が180万円の場合
1.税金
フリーランスの場合には奥様は個人事業主となり、確定申告をする必要があります。
180万円から必要経費と基礎控除、社会保険料を除いたものが課税所得になります。加えて地方税も負担する必要があります。
一方、daccanさんは配偶者控除が受けられなくなります。したがって、奥様とdaccanさんが支払う税金は増加します。

2.年金
フリーランスであれば奥様は第1号被保険者となり、国民年金の保険料を支払うことになります。
平成26年度であれば月額15,250円の保険料を支払わなければなりません。したがって、1年では183,000円支出が増えます。

3.健康保険
奥様が国民健康保険に加入し、大阪府大阪市にお住まいと仮定した場合、保険料は年額で122,711円増えます。

以上からパートの場合には収入が103万円増加しますが、フリーランスの場合には180万円から税金、年金、健康保険の支払いをしても103万円以上の収入があると見込まれるため、フリーランスの方が有利になると考えられます。

daccanさんと奥様の御発展をお祈りいたします。

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