築5年中古物件の耐震検査の必要性について
住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/03/12 18:06この度2003年築の中古物件を購入しました。築浅の為、耐震性は問題ないとは思うのですが、この物件が建築申請はしているものの完了検査をしていない為万全を期したいのと、改正後の耐震基準の命の危険がないだけでなく、ケガする事もないのか知りたいと思っていますが、検査の必要はありますか。築浅でも検査はしてもらえるのでしょうか。完了検査はしてませんが、実際の寸法はほぼ一緒で問題なさそうだと区役所の方には言われ、知り合いの一級建築士さんに聞いたら、住宅は完了検査はしてないところが多いと言われ安心して購入しました。(財)日本建築防災協会の自己診断をしてみたら10点中9点で問題ありませんでしたが、構造の中身までは見れませんし、買う時は安心できる状態で住みたいと思っていたので、人に危害のない程度にしておきたいと思っています。
クゥさん ( 東京都 / 女性 / 38歳 )
安心できるかどうか・・・?
木造住宅専門の勇和建設(株) 齋藤です
2003年=平成14年の新築
その住宅を設計・監理・施工した建設会社が、その時点での法規をきっちり守って
設計・監理・施工していれば、心配がないはずです
平成12年に建築基準法が改正され、耐震基準が強化されています
また、同年、住宅の品質確保に関する促進法が施行され、住宅の長期保証が義務化されています
それらを守っていれば、安心と言えると思います。
しかし、そこからが問題。
正しく施工されているかどうかは、外観では確認できません。
完了検査すら受けていないということから、少しの不安がありますねぇ。
せめて、専門家に、現地調査をお願いしてみてはいかがでしょうか。
床下や天井裏などを目視で点検し、目視可能な範囲において
所定の耐震補強金物などが適法に使用されていれば、
目視できない部分にも必要な配慮がされているであろうと推測できます。
(財)日本建築防災協会認定の木造住宅耐震診断士という資格があります。
この資格者に、「一般診断法」で耐震診断を受けるのが、最も安心な方法だろうと思います。
以上