◆海外転勤になるから一緒に来てほしいと言われ、OKしたら、私と身も心も結ばれて将来は両親に紹介したいと言われ、これもOKしました。

※これだけでは婚約とはいえそうにありません。


◆残された唯一の連絡手段である彼の会社に連絡してみると、 婚約していたのに、私のことは覚えていないと彼は嘘をつきとおそうとしています。

※今後も否認を貫く可能性が高いですね。


◆そして今後この件に関しては、彼直通の電話番号でなく会社本社の人事総務部に連絡してくださいとの連絡が来ました。

※では、会社を通して連絡しましょう。


◆常識的に考えてプライベートのことを人事総務部に連絡するのはおかしいと思いますが、ほかに彼をひっぱり出してきて責任をとらせる方法が思い当りません。

※人事部の人に言うのではなく、人事部を通して彼を呼び出すと解釈した方が良いです。


◆彼にメールしても、彼自身が私が探している人物ではない。と明らかな嘘をつきとおそうとしていて、私に会う意思は無い。とのメールが返ってきます。

※一応保全しておいてください。


◆彼の転勤について私も一緒に行く予定でしたから、私は仕事も辞めてましたし、友人にも報告済みでした。

※彼の転勤先、時期、転居先、海外赴任を言われた時期、あなたが退職した時期、理由など、時系列を詳細にまとめておいてください。


◆人事総務部の人に連絡して責任を取らせることは可能だと思いますか？

※会社の人事部に過失はないので責任を取らせることができません。


◆あるいは人事総務部を通さないとすると、ほかにどうやって責任を取らせる方法があるでしょうか。

※あなたの言う『責任』とはどのようなことを望んでいるのか具体的に設定してください。


◆この場合婚約不履行で慰謝料を請求することは可能でしょうか

※請求すること自体は可能です。

問題は、その請求に妥当性があり認められるかどうかです。

請求を行使する際は、最低限あなたと彼が婚約していたという事実を立証する必要があります。

例えば、双方記入済みの婚姻届がある、婚約指輪の交付、式場の予約、結納金の交付など、口約束以外の立証方法を検討してください。

婚約していたことが立証できれば婚約破棄の慰謝料として５０万円程度、海外赴任の為に会社を退職した因果関係が立証できるなら、再就職までの損害を賠償してもらうこともできそうです。