鈴木 安希子(メンタルヘルスコンサルタント)- Q&A回答「ACや共依存に詳しい心の専門家に相談しましょう」 - 専門家プロファイル

鈴木 安希子
あなたの未来を楽しくするお手伝い

鈴木 安希子

スズキ アキコ
( 東京都 / メンタルヘルスコンサルタント )
安希カウンセリング事務所 代表
Q&A回答への評価:
4.6/36件
サービス:0件
Q&A:60件
コラム:0件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
03-3678-3614
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

アダルトチルドレンの傾向があるようです

心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2011/09/30 21:07

以前にも増して生きづらさを感じています。
そんな中で最近、東ちづるさんの事を知りました。
彼女は自身がアダルトチルドレンの傾向にあることを知り、
カウンセリングを受けたりそのことを本にして出版されているとのことでした。

自分にとても近いものを感じ、
思春期の頃から感じはじめた生きづらさに終止符をうてるかもしれないと思いました。
今までの自分は人の期待に応えたいがために必死に取り繕って生きてきたことを自覚し、
そうすることがばかばかしく思えてきました。

それからは、もう自分を取り繕うのはやめようと思うようになりましたが、
そうしたら次第に、本当に人との接し方がわからなくなってしまいました。
今は大学に通っていますが、今まで以上に人と関わる事が難しいというか不自然になり、
何を話したり、どんな態度で接すれば良いのか分からなくなってきました。
大学の人や母ともぎくしゃくするようになりました。
ひとりになると、自分や人間関係の事を常に考えてしまいます。
授業中にもふと考えて落ち込んだり涙が出てきたりで困っています。

母に関しては「アンタのせいで私は…」と心のどこかで思うようになり、
冷たくあたることが多くなってきてしまったので、
こちらから距離をおいている状態です。
母からしたらとばっちりもいいとこです。

しかし私の場合は、はたから見るととても幸せな家庭環境で育ちました。
親や祖父母からの期待は他より多かったかもしれませんが、ただそれだけで、
私がそれを真剣に受け止めすぎただけの事です。

厳しい環境におかれて実際にうつ病などで苦しんでいる知人などを見ていると、
私のはただの甘えなんじゃないかと思います。
私は本当に、甘いというか構ってほしいと思う傾向が強い人間なので、
誰かに構ってほしくて負の感情のスパイラルに陥っているだけなのではと思うと、
非常に腹立たしくなります。
だから、これを機会に専門医にあたれば現状がよくなるのではないかという気持ちと、
些細なことだから自分でなんとか処理すべきだという気持ちが交錯して、
もうどうしたら良いのかわかりません。
専門医にあたるとしても、何をどうしたら良いのか分かりません…。

自分でも気持ちの整理がつかないところが多く、
分かりにくい文章になっていると思います…すみません。
アドバイス頂けたら幸いです。

Mironさん ( 東京都 / 女性 / 19歳 )

鈴木 安希子 専門家

鈴木 安希子
メンタルヘルスコンサルタント

- good

ACや共依存に詳しい心の専門家に相談しましょう

2011/10/01 12:12

Mironさん、はじめまして、
アダルトチルドレンや共依存の方をカウンセリングや心理療法でサポートさせて頂いています
安希カウンセリング事務所の鈴木と申します。

アダルトチルドレン(以下、ACと表記させて頂きます)ではないかということに至ったことは
Mironさんが、ご自身の生き辛さをごまかしたり、逃げたりせず、
しっかりとご自身と向き合い、解決しようと立ち向かう勇気や行動をおこしたということで、
とても素晴しいことだと思います。

多くのACの方は、なかなかその勇気が持てず、
Mironさんのように「ただ単に自分の甘えではないか?」とか
「自分が弱いだけなのでは?」「自分に能力が足らないだけなのでは?」と考えて、

専門家や治療者を見つけようとせずに、ひとりで、悶々と苦しみながら、
気づくと何十年も立っていたという方が多いからです。

ACの方は、共依存という苦しい人間関係を築きがちなので、余計に人間関係が困難になります。
これらの情報は、補足に記載させて頂きます。

ACや共依存自体は、病気ではありません。
苦しい生き方や考え方にとらわれている状態を指します。

自分ひとりで、これに立ち向かうのは、かなり難しいのです。

水の渦に巻き込まれている状態なので、自力で岸に向かえない状況なのです。
この場合、
岸にいる人に手を伸ばし、渦を抜け出す手助けをしてもらうことが必要です。

回復への第1ステップは、自分を過信しないで、素直に
「専門家に助けを求めること」だと言われています。

ACや共依存によって精神疾患(不眠症・極度な精神不安や抑うつ・対人恐怖症など)が発生した場合は、
心療内科や精神科などの、医療機関を受診する必要があります。

しかしそうでないならば、
カウンセリングや心理療法、対人関係トレーニングや
グループカウンセリングや自助グループなどを活用し、
自分を愛するための癒しや心の整理、生きやすい生き方を見いだすことで、回復します。

ですから、ACや共依存に詳しい
カウンセラーや心理の専門家に、一度相談されることをお勧めします。

一日も早くMironさんにあった解決策が見つかり、
元気を取り戻されることを心よりお祈り申し上げます。

補足

【ACや共依存についてわかりやすく書かれた本】

「共依存かもしれない―他人やモノで自分を満たそうとする人たち-10代のセルフケア-ケイ」
                             (マリーポーターフィールド著)
「アダルト・チャイルドが人生を変えていく本」(アスクヒューマンケア研修相談室)

「アダルト・チルドレン-癒しのワークブック―本当の自分を取りもどす16の方法」(西尾和美 著)

手前味噌で恐縮ですが、私のホームページです。
ACや共依存について書いたページです。
http://www.aki-counsel.com/co-depend.html


【専門家を見つける方法】

・インターネットで探す

・大学に、カウンセリングルームや相談室があるなら、
そこの臨床心理士やカウンセラーに相談し、専門家を一緒に捜してもらう。

・心の悩みを無料相談できる東京都立の機関を活用する

東京都立中部総合精神保健福祉センター
港区・新宿区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・練馬区にお住まいの方
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/chusou/jigyo/soudan/index.html

東京都立精神保健福祉センター
千代田区、中央区、文京区、台東区、墨田区、江東区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、足立区、葛飾区、江戸川区と島しょ地域にお住まいの方
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/sitaya/seishin/shishunki/index.html

多摩総合精神保健福祉センター
多摩地区にお住まいの方
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/tamasou/soudan/soudan_ippan/index.html


私の事務所でも、回復の方法や専門家探しに関する無料相談を受け付けております。
よろしかったらお気軽にメールなどでご連絡頂ければと思います。
安希カウンセリング事務所メールアドレス:akicounsel@ai.wakwak.com

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスQ&A