書店に行けば、株で数憶、株で生活、毎日毎月小遣い稼ぎ、テレビでは流行のデイトレーダーの取引風景、ネットでは株取引は簡単と至るところで、「株ってよさそう」と思わせる情報ばかり。私の周りでも、株で儲けた話は聞きますが、損した話は聞かない。一瞬やっぱり''「株ってよさそう」''だなと思うし、自分が損している時などは、「自分だけ投資センスがないのかな？」なんて一人落ち込んだりする。
私も、株式投資暦１０数年以上になりますが、はじめたきっかけは、やはり「株ってよさそう」だなと思ったのが始めでした。
実際、初めて買った株は値上がりして簡単に儲かりました。そして思いました「株ってよさそう」じゃなくて''「株はいい」''だろと。
しかしその後、根拠無き株式投資はビギナーズラックに終わり、当初の利益の何倍もの含み損を抱えたまま「塩漬け」。まぁ、よくあるパターン。
それから何年もかけて、高い授業料を払いながら、毎日相場と悪戦苦闘し、独自の投資スタイルを確立できたのはここ数年です（もちろんまだまだ勉強中ですが）。
こらから株式投資を始めようとしている方は、きっかけは「株ってよさそう」で良いと思いますが、その後は巷であふれている''「株ってよさそう」''な情報通りにはほとんど行かないと思い覚悟して望むことが肝心です。
なにせ、損した人は大勢いるのにただ人に言わないだけですから・・・。
しかし反面、株はとても魅力的でもあります。
だからこそ、私も未だに毎日午前９時から午後３時まで頭の中はチャートが駆け巡ってます。