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後藤 一仁
ゴトウ カズヒト
(
東京都 / 公認不動産コンサルタント
)
株式会社フェスタコーポレーション 代表取締役社長
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ビール名から生まれた街 東京・「恵比寿」
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2013-10-02 12:00
東京・恵比寿。
恵比寿といえば、駅の発車メロディからしてエビスビールが思い浮かびます。
ガーデンプレイスの場所がかつてビール工場だったことも有名です。
きっと『サッポロビールは恵比寿に工場があったから(そこで作られたビールだから地名の恵比寿に由来して)エビスビールというのだろう』と思われている方は多いのではないでしょうか?
ところが、実は「エビスビールが登場したのが先」で「恵比寿という地名が後」なのです。
サッポロビールの前身の日本麦酒醸造が明治22年、この地にレンガ造のビール工場を建設し、3年後に『恵比寿ビール』の発売を開始するとヒットし売上を順調に伸ばしたので、全国へ現在の山手線から配送する計画を実施。
工場から貨物列車がそのまま山手線へと乗り入れられるように「出荷専用」の貨物駅として開設されます。
しばらくして通常の旅客の扱いもするようになり、恵比寿駅が誕生しました。
そして昭和3年、正式に駅の周辺に恵比寿という地名が与えられました。
恵比寿ビールそのものの名前は、やはり「七福神の恵比寿さま」に由来しているそうです。
ビールの商品名がそのまま地名になるなんて驚きですね。
撮影/ 後藤 一仁