伊達 潔

子供の頃から魚とり、チョウチョ採取と自然の中で遊ぶことが好きだった。大阪府立大学農学部農業工学科（環境調節工学専攻）卒業、大阪府立大学農学部農学研究科修士課程修了後、農業施設関連の会社で研究開発部門に所属する。２０００年より起業する。

1952年～1978年

自然であそび農学を学ぶ
鳥取県米子市に生まれる。川での魚とり、山でのチョウチョ採集を通して、現在の言葉でいえば生物の多様性を肌で感じ、高度成長期に多様性が失われたのを実感した。その後、大学の農学部で環境調節工学を専攻して、植物とその成育環境と間で起こる光合成などの相互関係を勉強するなかで、農業の現場で仕事をしたいと強く感じた。

1978年～2000年

企業での経験実績
農業施設メーカーで、経済性を意識した新製品の開発に携わった。その中で開発研究した主なものは、パッシブソーラー温室、太陽熱利用乾燥室、ヒートポンプを利用した温室冷暖房システムなどの省エネルギーに関係するものとＮＦＴ栽培システム、イチゴ高設土耕栽培システムなどの高品質・省力栽培をターゲットとした分野である。付随して、環境調節工学を活用した環境制御コントローラの開発も行った。

2000年

コンサルティングの経験実績
技術士（農業部門）資格を取得し、農業技術と経営を支援する技術士事務所を開設した。海外では台湾の温室会社と提携して、多目的潜熱冷房システムの設計、植物工場の設計などのコンサルティングを行っている。国内では、農業生産者等に栽培技術と経営のコンサルティングを行っている。また、農業大学校の講師も引受けながら、イメージとして分かる環境調節工学の教育とその手引書作りにも取組んでいる。