- 柴垣 和哉
- 柴垣FP事務所 代表
- 和歌山県
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
ファイナンシャルプランナーの柴垣です。
最近は今までになく低金利状態が続いていることもあり、住宅の購入を検討されている方、もしくは住宅ローンを申し込んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった方の中には、気に入った物件を見つけたが住宅ローンの審査に受かるかどうか不安。銀行の担当者に住宅ローンの審査に受かるどうかわからないと言われたなど、住宅ローン審査に不安を持たれている方がいるのは事実です。
ところで、銀行など住宅ローンを扱う金融機関は住宅ローンの審査でどういったことを基準として見ているのでしょうか。
もちろん基準は金融機関によって違いますが、審査基準には「本人審査」と「物件審査」で項目が分けられます。
●本人審査
・申込み時年齢 20歳以上
・完済時年齢 80歳まで(金融機関による)
・勤務先 会社の規模
・業種 安定しているか
・雇用形態 給与制か歩合制か
・勤続年数 3年以上(キャリアアップの転職、年収アップなら認めてくれる場合も)
・年収負担率 年収に対する年間返済額 25%~35%(教育ローンや車のローンも含まれる)
・借入状況 キャッシングや車のローンなど
・健康状態 団信に加入できるか
●物件審査
・法令違反 現行の建築基準法に違反していないか
・敷地面積 基本40㎡以上
・土地の権利 所有権か借地権か
・建物の経過年数 金融機関が定める耐用年数以内か
この中でも、申込み時年齢、完済時年齢、勤続年数、年収負担率、借入状況が厳しくチェックされることが多いようです。(一部の金融機関を除いて団信加入は必須条件)
特に、あまり知られていないのが借入状況かもしれません。
借入状況はキャッシングや車のローンはもちろん、皆さんが持っているクレジットカードのキャッシング枠も影響されます。
クレジットカードを多く持っている方は住宅ローンを借り入れる前に不必要なカードは解約しておく方がいいでしょう。
また、金融機関によっても判断は違ってきますが、クレジットカードの分割払いで毎月引き落とし額を一定に設定できるリボルビング払いや携帯電話の本体料金の分割払いも影響されるのは意外なところです。
ですので、消費者金融から借り入れがあるとかなり厳しくなるのは言うまでもありません。
金融機関は審査基準は教えてくれませんが、意外と自分が気づいていないところで審査に通らない場合もありますので、注意が必要です。
「住宅ローン」に関するまとめ
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住宅を購入する際に多くの人が利用する住宅ローン。不明点が多い住宅ローンを専門家が解説します。
「どんな住宅ローンを選べば良いのか?」「フラット35の審査に落ちてしまった」「住宅ローンを夫婦で返済していたが離婚する」「転職した場合に住宅ローンはどうなるの?」「最近の住宅ローンの金利の動向はどんな感じ?」「繰り上げ返済はやった方が良いのかな?」など、住宅という大きな買い物をするために住宅ローンをお考えの方はお悩みや疑問、不安を持っていると思います。 そんな住宅ローンに関する疑問や不安を解決するために、参考となる専門家発信の住宅ローンに関する情報をまとめました。
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