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対象:年金・社会保険

確定拠出年金401kについて

マネー 年金・社会保険 2015/12/14 14:36

確定拠出年金について教えて下さい。
老後資金の準備として、確定拠出年金制度に興味を持って調べているのですが
分からない部分があり質問しました。
勤める会社が確定給付年金を採用していて退職時、死亡退職時にこちらから給付金が出ます。
掛け金を支払っているのは会社です。
この場合、確定拠出年金は個人で加入できるのでしょうか?
ネット証券で個人型確定拠出年金のパンフレットを取り寄せてみました。
注意点などありましたらアドバイスお願いします。

補足

2015/12/15 09:24

会社の確定給付企業年金制度ですが、こでまで定年退職金の資金準備(社外積立)として採用していた適格退職金制度が廃止になった為採用されたようです。
ただ現状、会社が定年退職金の積立として確定給付企業年金を採用しているだけであって
従業員には退職金に金額上乗せのメリットが無いように思うのです。
ですから、確定拠出年金は個人が費用負担をしますし、退職金にプラスされて年金も受け取れるとゆう認識なのですが間違っていますでしょうか?

ラテコさん ( 兵庫県 / 女性 / 31歳 )

回答:2件

三島木 英雄

三島木 英雄
ファイナンシャルプランナー

1 good

現在の所、個人型確定拠出年金には加入できません

2015/12/15 00:10 詳細リンク
(5.0)

ラテコさま

老後資金の準備として確定拠出年金制度にご興味があるとのこと
今後、老後資金は自分たちで準備する時代に変わりつつありますので
早い時期に疑問を持たれて素晴らしいと思います。

まず結論から申し上げますと、個人型の確定拠出年金には現在は加入できません。

現在会社で運営している「確定給付企業年金」がある会社員の方は
現在の所加入できないルールとなっています。

国民年金基金連合会のホームページよりご確認頂けます
http://www.npfa.or.jp/401K/join/

会社員の方は自動的に「国民年金と厚生年金」の保険料は給与から差し引きかられ
老後資金のベースが作られます。

また企業負担で、上乗せとして確定給付企業年金があるので
「老後は大丈夫ですよ」という考え方です。


現在加入できない大きな理由としては、確定拠出年金には
掛け金が全額所得控除になるという「税制的なメリットが大きい」為
加入できる人は自営業の人や確定給付企業年金などの企業年金制度がない
方に限定されています。


ただ、今後一層老後設計は難しくなることも想定されており
来年以降、確定拠出年金の個人型へ加入できるハードルが下がる予定です。

今現在は加入できませんが、近い将来加入できるようになると思われます。

現在の「確定給付」の年金は企業が将来の給付責任を負うため
もしかすると、ラテコさまの会社でも確定拠出年金の「起業型」が導入されるかも
知れません。

企業が導入するのが先か、個人型の加入ハードル引き下げが先かは未知数ですが
いずれにしましても、まだお若いご年齢で将来のことを少し気にして頂いた
ことは今後に役立つと思います。

少しでもご参考になりましたら幸いです。

所得控除
確定拠出年金
国民年金
企業年金
確定給付

評価・お礼

ラテコさん

2015/12/15 08:50

早速のご回答ありがとうございました!
興味を持ったものの、制度全体の詳細を理解するのが難しくすごく参考になりました。
ただ、まだ理解できていない部分があるので、補足で再質問させてください。
よろしくお願い致します。

三島木 英雄

三島木 英雄

2015/12/15 12:51

ラテコさま

ご評価頂き有難うございました。
補足質問の理解は正しいです。

ラテコ様の会社は従来適格退職年金で、従業員の退職金準備をしていましたが
制度廃止の為、確定給付企業年金に移行しました。

この時点では上乗せは無く、「制度を変えた」というだけになります。

確定拠出年金の個人型なのですが、現在の所は
・会社に企業年金のような退職金制度がない
・自営業でそもそも退職金がない

方に対して、自分で退職金を作りましょう!という制度です。

ですので、現時点で確定給付企業年金が導入されているラテコ様の場合は
加入出来ない現状となっています。

自分で追加して払った掛金が将来年金になる訳ですから
自由に出来てもおかしくないのですが、個人型の確定拠出年金の
支払った掛金は全額が所得控除となり、大きな節税効果があります。

その為、現在の所は会社に確定給付企業年金等がある会社員の方の場合は
メリットが多くなりすぎる為、加入を抑制しています。

ただ、会社の退職金も減る傾向にありますし、自分で準備する老後資金も
上昇傾向にありますので、近い将来制度のルールが変更され
確定給付企業年金が導入されている会社員の方でも加入できるようになると考えられています。

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小川 正之

小川 正之
ファイナンシャルアドバイザー

6 good

確定拠出年金について

2015/12/15 16:26 詳細リンク
(5.0)

ラテコ 様

三島木さんの回答の通り、現状では個人型確定拠出年金に加入することができません。(残念ながら、勤務先で確定給付企業年金に加入している方には加入資格がありません。)

しかしながら、確定拠出年金法の一部を改正する法律案が参議院で継続審議となっています。改正案の中には、個人型の加入可能範囲(加入対象者)を拡大する、という内容もあります。
具体的な内容としては、2017年1月からはラテコ様(確定給付企業年金に加入しており、企業型確定拠出年金には加入していない)も個人型の加入者になれるようになります。掛金額は月額12,000円(144,000円)が上限です。
まだ確定したわけではありません(否決や変更の可能性もあります)が、上記の通りに改正されますと老後資金準備の手段・方法として個人型も選択肢になります。今後の動向にご注目いただければと思います。

確定拠出年金は、掛金の全額が所得控除になる節税メリットだけでなく、運用期間中の運用益は非課税ですし、60歳以降に受け取る際にも一時金(退職所得控除の対象)か年金(公的年金等控除の対象)か選択できるというメリットもあります。また、商品ラインナップの中で加入者が自由に運用できますので、それぞれのお考え(将来の目標金額やリスク許容度)に合わせた管理・運用が可能です。商品ラインナップには、投資信託の他に元本確保型商品(定期預金など)もあります。
NISAや保険商品(個人年金保険など)と比べても、老後資金準備としては確定拠出年金が最も優れた制度だと私は思います。

ご注意点としては、個人型は口座管理料が自己負担になります。商品ラインナップや口座管理料は金融機関(運営管理機関)によって異なりますので、金融機関選びも重要なポイントです。
下記サイトで、加入資格の判定や金融機関の検索(商品ラインナップや口座管理料等の比較)ができます。よろしければご活用ください。
・個人型確定拠出年金ナビ(NPO法人 確定拠出年金教育協会)
http://dcnenkin.jp/

また、企業型の導入企業数は右肩上がりに増えており、その数は2万社を超えています。第3の企業年金という制度も出てきています。
今後、ラテコ様の勤務先でも企業年金制度の見直しがあるという可能性も考えられます。もしも勤務先が企業型を導入した際、個人型で積み立てた資産(管理・運用している資産)を企業型に移換することが可能ですので、その点はご安心ください。

以上、制度が改正される前提(個人型の加入者になれる前提)でお話をさせていただきました。一般的な情報のみではありますがお役立ていただければ幸いです。
確定拠出年金は原則60歳以降に受け取ることになります(途中での引き出しができません)ので、あくまで老後資金準備としてお考えください。教育資金等の他の資金計画も含めたライフプランを確り作成していただければと思います。

マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社
小川 正之

老後資金
企業型
個人型
確定拠出年金
ライフプラン

評価・お礼

ラテコさん

2015/12/16 09:03

前回の質問に引き続きご回答ありがとうございます。
確定拠出年金の制度・目的が理解出来ました。
改正法案に注目しながら、その時に早く対応出来るよう情報収集して備えておきたいと思います。
高齢者の医療費負担の改正もあるようですし、30年、40年後に資金不足とならないよう今からしっかり考えて計画していこうと思います。
ありがとうございました。

小川 正之

小川 正之

2015/12/16 10:16

ラテコ 様

コメントと評価をいただき、誠にありがとうございます。

目的やお考えに合わせて金融商品や制度等を上手に活用いただければと思います。
ラテコ様におかれましては、お子様の教育資金準備(大学資金準備)としてNISAやジュニアNISAも検討の余地があるかもしれません。米ドル建て終身保険を将来の教育資金としてお考えであれば、為替が円安ドル高の時に中途解約(利益確定)をして…という選択肢も考えられます。

“これが正解”というようなものはありません。人それぞれですし、ラテコ様ご家族のライフプランに合った選択が望ましいです。資金計画では色々な選択肢を考えてみると良いと思います。

以上、お役立ていただければ幸いです。
ご質問やご相談等がございましたらお気軽にお申し付けください。

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