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税務・確定申告 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (8ページ目)

税務・確定申告 に関する コラム 一覧

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まとめられるものはまとめる

前回からの続き、中小企業の節税策について。所得控除のポイントについて簡単に。 適用における最大のポイントは ・一家の中で所得がもっとも高い人に控除を集中させる 所得控除の多くは家族の中で誰が使うのかを選択できます。この時に誰に適用するのかで効果の大きさが違います。夫婦共働きで夫のほうが所得が高い場合、扶養控除等々を夫側に集中させることでより高い効果が得られます。夫の税率が30%、妻の税率が20%と...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/15 01:00

所得控除

前回からの続き、中小企業の節税策について。今日は所得控除について少し考えてみます。具体的には ・扶養控除や配偶者控除(家族を養っています)・各種保険料控除や医療費控除(生活費で色々と使っています) 色々な言葉が出てきて混同されるかもしれませんが、所得控除は所得税できちんと定義されている用語です。その意味は、上で挙げたような生活面の面倒見です。 所得(事業なり給与なり) ▲ 所得控除(生活面) = ...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/14 01:00

所得分散と給与所得控除

前回からの続き、中小企業の節税策について。青色事業専従者給与を使った実例を考えてみました。世帯全体で考えると結構大きな節税になります。 ポイントは大きく二つです。・所得が分散される繰り返しになりますが、税金の基本的な特性です。一人で抱えるよりも皆で儲ける方が税金は安いのです。 ・給与所得控除が使える個人事業では使えない給与所得控除額ですが、家族に支払われる給与には適用されます。これも馬鹿にできない...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/13 01:00

青色事業専従者給与を使うとどうなるか

前回からの続き、中小企業の節税策について。青色事業専従者給与の実例を考えてみます。 税率について所得が70までが10%、71~100が20%だとします。課税の元となる所得が100あるとします。家族に給与を支払わないと ・経営者本人の所得 100 税額 = 70×10% +(100▲70)×20% = 13こうなります。これがもし家族に30の給与を支払うと ・経営者本人の所得 70 税額 = 70×...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/12 01:00

家族に給与が支払える

前回からの続き、中小企業の節税策について。青色申告の特典について紹介しています。次に青色事業専従者給与について。 これまでの節税策でも紹介してきましたが、税金には・一人で100儲けるより・二人で50ずつ儲ける方が総額では安いこのような特性があります。それ故、もし悪い人が税金を合法的に安くしようとするなら信頼出来る親族一同に頼んで「私から給与をもらったことにしてくれ!」とすることで税金を安くすること...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/11 01:00

青色申告は基本中の基本

前回からの続き、中小企業の節税策について。所得税の節税策、まずは青色申告です。 青色申告は個人事業における節税策の基本中の基本です。商売人、それに不動産経営者の方が使えます。私は顧問先については100%青色申告にします。 まず青色申告にするだけで自動的に節税ができます。青色申告特別控除と呼ばれる経費のようなものが使えるからです。最低で10万円、多ければ65万円が使えます。仮に税率を30%で考えると...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/10 01:00

個人所得税の節税

前回からの続き、中小企業の節税策について。前回までは法人であることが前提となる節税策が中心でした。今日からは個人の所得税で使える節税策を取り上げます。ご紹介する策の特徴は ・支出が増えるわけではない策が中心 つまり手続き一つをきちんとやっていれば大丈夫というものです。これを使わない手はありません。またものによっては法人経営者にとっても意味のある規定があります。それについては内容を説明するときに補足...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/09 01:00

特別償却と税額控除

前回からの続き、中小企業の節税策について。固定資産などの購入による節税策について簡単に。前提条件として押さえておくべきことを色々とご紹介しました。 具体的な中小企業向けの制度には次のようなものがあります。 ◯特別償却…一定のものを買った当初、償却費が増額できる償却費が増額=費用が増額=利益が減少という図式です。償却費の前倒しですので、翌年以降は費用額が減るデメリットも。ただ当年度における効果は非常...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/08 01:00

実際には借入の返済が絡むことが多い

前回からの続き、中小企業の節税策について。ものを買う節税策の注意点について確認しました。しごく当り前のことなのですが、買った金額以上に税金が安くなることなどあり得ません。購入による節税はお金が減る、というシンプルな事実をぜひ覚えておいて下さい。 ただし、実際にはもう少し状況が複雑になります。それは固定資産の購入などには借入金を活用することが多いからです。とりあえず手元のお金を減らすことなく固定資産...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/07 01:00

退職所得に関する復興所得税の速算表が公表されました

平成25年1月1日~平成49年12月31日までの期間、源泉所得税を 徴収するに当たっては、復興特別所得税も源泉徴収しなければ なりません。 税率は、源泉徴収すべき所得税額の2.1%です 詳細は、下記URLで国税庁のパンフレットをご確認ください http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/fukko/pdf/01.pdf また、実務上...(続きを読む

近江 清秀
近江 清秀
(税理士)
公開日時:2012/08/06 08:00

節税をしてもお金が残るわけではない

前回からの続き、中小企業の節税策について。固定資産を買う節税策はお金を使うという点でこれまでに紹介した節税策とは異なることを紹介しました。そしてもう一点、絶対に知らなければならないことがあります。 何かを買って行う節税策の場合、節税策を行った結果お金が減ることが非常に多いという点です。節税→税金が安くなる→お金が残る、と思いがちです。しかし実際には節税→税金が安くなる までは良いのですが税金が安く...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/06 01:00

固定資産を買う=お金を使う

前回からの続き、中小企業の節税策について。固定資産を絡めた節税策についてまず最初に確認すべき点があります。それは ・お金を使う節税策である ということです。昨日までの法人成りや給与・福利厚生の活用は ・利益の配分を変える・どうせお金を使うなら違う勘定科目を使ってみる こんな発想です。つまり節税策を行うことそのものにお金は必要ないのです。コレに対して固定資産を買うのは根本から考え方が違います。(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/05 01:00

固定資産関係

前回からの続き、中小企業の節税策について。今日は固定資産を買う節税について少し考えます。「税金払いたくないから車買った」みたいな話は聴かれたことがあるかと。 まず大前提を確認します。税金を払いたくないだけで何かを買うのは馬鹿げています。節税のみを目的として何かを購入すると手痛い失敗をすることがしばしば。実際、そうやって節税を続けた結果会社を潰した例をいくつも知っています。 最初に覚えておいて頂きた...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/04 01:00

あまり度が過ぎると給与課税されることも

前回からの続き、中小企業の節税策について。福利厚生策の利点について取り上げています。社宅以外にも色々と福利厚生は考えられます。 ・研修費(業務に必要な能力の獲得費用)・消耗品(事業上使うものを会社で買う) 福利厚生には通常含まれないものもあるかとは思いますが、要は給与を払ってそこから買うよりも会社で買ってあげたほうが結果的に税金が安くて済む、という点は同じです。 ただし注意点があります。ではなんで...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/03 01:00

福利厚生はいまのような時こそ使いたい

前回からの続き、中小企業の節税策について。法人成りの給与への課税まできました。次に福利厚生について考えてみます。 昨今のような景況感にあって、福利厚生策というのはどんどんと削減されているのではないかと思います。ただ、実は福利厚生は上手に使うと節税につながります。例えば自分で家賃を払うケースと会社で社宅を借りるケースを比較します。 ◯自分で借りる場合・会社側:給与50 支払いで50の経費・個人側:給...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/02 01:00

【収入印紙を貼り忘れるとどうなるの?】

書面で一定の契約を交わすとき、収入印紙を貼り、 消印をした経験があるかと思います。 この収入印紙の貼付・消印は、文書に対して課される税金 「印紙税」を納付することを示しています。 通常、法人税や所得税などの税金は、税務署等へ直接 納めていますが、印紙税は収入印紙を購入し、課税される 文書に貼付・消印することで納付したことになります。 たとえば、不動産の売買契約書には、原則、印紙税が課されます...(続きを読む

近江 清秀
近江 清秀
(税理士)
公開日時:2012/08/01 08:00

ここまでのまとめ

前回からの続き、中小企業の節税策について。個人事業主が法人成りをすることで所得が二人に配分されます。そして法人から個人に給与を支払うことで給与所得控除も使えます。 仮に所得50までの税率を10%、51~100までの税率を20%とします。そして給与収入50に対する給与所得控除額(概算経費)を10とします。 ◯個人事業主が所得100を抱えた場合50 × 10% +(100▲50) × 20% = 15...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/08/01 01:00

給与所得控除

前回からの続き、中小企業の節税について。給与に対する課税の仕組みについて知っておくことが中小企業の節税においてとても重要です。 個人が会社なりからもらう給与には、ダイレクトな課税がされません。もらった給与収入から給与所得控除と呼ばれる概算経費のようなものが引かれるのです。概算ですので、収入額に応じて金額が自動で決まっています。 昨日の例で考えると法人:50(法人側に残った利益)個人:50(給与収入...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/31 01:00

給与に対する課税

前回からの続き、中小企業の節税策について。法人成りのメリットについて続けます。個人事業主の場合、事業主が事業による所得として直接課税されます。仮に事業所得の数字を100だとします。 これを法人成りした場合には、個人が法人から給与をもらう形になります。仮に法人に50所得を残して、個人に50を給与として払うとします。そうすると法人:50(法人に残った所得)個人:50(法人から個人に払った給与)これに対...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/30 01:00

法人を作る目的

前回からの続き、中小企業の節税策について。所得を分散すると税金の総額が減らせることを確認しました。 個人事業主の方に法人成りをオススメすることがあります。一つにはこの所得分散効果を狙ってのことです。個人事業主の場合、所得を引き受けるのは事業主一人です。それが法人成りをすることで、法人格と社長の二人に増えます。 一人で儲けを抱えるよりも二人の方が安くてすむ。実際には会社も社長も同じようなものですが、...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/29 01:00

所得を分散する

前回からの続き、中小企業の節税策について。高所得ほど税率が上がるという性質を確認しました。 このことから簡単な節税策が一つ思い浮かびます。儲けを皆で分ければ良いのです。一人で250を儲けたら45の税金が取られていました。これを二人で125ずつ儲ければ 100 × 10% = 1025  × 20% =  510 + 5 = 15(一人分の税金)15 × 2 = 30(全員で払う税金の合計額) これ...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/28 01:00

今週はセミナー三昧でした・・・

今週は多くのセミナーや交流会に参加して、多くの人に会い、 勉強させて頂きました。   月曜日は国士舘の前期最終講義の後、高校の同級生の政治家の後援会。 柿沢未途っていうんですが、 初当選から3年、国会のダントツの質問王です。 これからも頑張ってもらわんとイカンですな。   火曜日は青学、専修で試験。残念ながらカンニング摘発。 押収したカンペの出来も悪く、これではリスクを犯す意味な...(続きを読む

平 仁
平 仁
(税理士)
公開日時:2012/07/27 18:24

納税管理人とは?

納税管理人とは? 納税管理人とは耳慣れない言葉です。海外転勤し、日本国内に居住しないこととなっても、一般的なサラリーマンなどの給与所得者であれば、基本的に確定申告を行う必要はありません。しかし、それに併せて日本国内で不動産の貸付などを行うのであれば、日本で確定申告を行う必要があります。そこで「納税管理人」という制度が必要となります。「納税管理人」とは、上記のようなケースで、本人の代理人として国内での税務手続などを行...(続きを読む

菅原 茂夫
菅原 茂夫
(税理士)
公開日時:2012/07/27 12:26

高所得ほど税金が高い

前回からの続き、中小企業の節税策について。今回は税金の基本的な特性を覚えておきます。 多くの税金は累進性という性質を持ちます。簡単に言うと 課税対象が高いほど税率も高くなる 所得が100までは税率が10%。101から200までは税率が20%。201から300までは税率が30%。こんな感じで少しずつ税率が上がっていくのです。ここで所得が250の人がいたとすると、税金の額は 100 × 10% = 1...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/27 01:00

主な節税策は所得に作用する

前回からの続き、中小企業の節税策について。まず基本中の基本を押さえます。 事業における節税策の多くは所得に作用します。なぜなら税金の計算の基は所得=利益だからです。所得を減らすことで税金も減る、これが基本構造です。 利益 = 売上 ▲ 費用 利益を減らすには売上を減らすか費用を増やすのが重要です。しかし売上を減らすような手法は節税というより脱税に属するようなものがほとんどです。従って通常は節税策≒...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/26 01:00

中小事業者だからこそできる節税

会計を使って収支と所得の両方を意識したい、ということで前回までの話を締めました。収支は現預金を意識して、所得は儲けの計算です。そして所得は税金計算にも大きな影響を及ぼします。 節税という言葉はみなさん大好きです。ただ中にはあまり質の良くない節税もあります。税理士が薦めた節税を何の疑問も持たずに行なってしまい、結果として会社を潰した例を私は何度かみたことがあります。 ただ有効なものもあります。そこで...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/25 01:00

不動産投資に限定されない

前回からの続き、不動産投資と会計について。所得計算と収支計算を同時に意識することの重要性を確認しました。そのために複式簿記は強力なツールとなります。大切なのは複式簿記の可能性を意識的に広げることです。多くの場合、試算表を作って所得を確認してオシマイ、となりがちです。 これまでこのお話は不動産投資を想定して進めてきました。不動産投資は通常の事業に比べて将来の予測がしやすいのでこれらの話が適用させやす...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/24 01:00

結局は複式簿記も重要

前回からの続き、不動産投資と会計について。未来の収支計算を行うためには税金計算も重要です。ということは結局複式簿記が必要になります。 複式簿記を使って所得を計算することは節税上も意味があります。正式な複式簿記を使うことで青色申告などの特典が受けられます。事業を潰さないためには複式簿記や所得計算に頼りすぎてはいけません。しかしそれでは複式簿記を蔑ろにして良いのか、というとそうでもありません。 理想な...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/23 01:00

3つの資料の時系列

前回からの続き、不動産投資と会計について。収支を確認するのに預金通帳、資金繰り表、CF計算書を紹介しました。これらの資料は時系列を考慮する必要もあります。 預金通帳とCF計算書は過去から現在にかけての記録です。特にCF計算書が使いこなせると、なぜ現在の現預金残高がこういう数字になっているのかとても分かりやすくなります。 これに対し、資金繰り表は未来に向けての表です。ある程度の予想をしておくことで計...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/22 01:00

本業での収支が他に追いつくのか

前回からの続き、不動産投資と会計について。キャッシュフロー計算書について補足をします。CF表をみる上で一番大切なのは ・営業CFが十分にプラスか・投資CFで無理をしていないか・財務CFでの借入返済額が適切か 不動産投資で考えるとこんな感じです。 営業CFにおける・店子さんからの家賃は回収できているか、家賃単価はおかしくないか・通常の維持修繕費用は高止まりしていないかコレに対して・投資CFで無理な設...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/21 01:00

キャッシュフロー計算書

前回からの続き、不動産投資と会計について。収支を確認するための資料、次はキャッシュフロー計算書です。当コラムでもこれまでに何度となく登場している表ですが、大切なモノなのでまたご紹介します。 CF計算書は複式簿記を使って作成されます。その意味で預金通帳や資金繰り表とは考え方が少し違います。CF計算書は一定の期間におけるお金の増減を ・営業CF(本業でどれだけお金が増減したか)・投資CF(設備投資など...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/20 01:00

脱税の告発件数の多い業種とは?

脱税の告発件数の多い業種とは? 先日、東京国税局より同局管内における平成23年度の査察の調査結果が公表されました。査察、つまり「マルサ」というやつです。平成23年度に査察に着手した件数は70件と前年度の62件に比べて増加しました。このうち検察庁への告発件数は42件と前年の50件に比べて減少、過去5年間で最も低い告発率となりました。平成23年度に処理した事案に係る脱税額は総額78億円、そのうち告発によるものは64億円、1件当たりの...(続きを読む

菅原 茂夫
菅原 茂夫
(税理士)
公開日時:2012/07/19 08:57

資金繰り表を作る

前回からの続き、不動産投資と会計について。今日は資金繰り表について考えてみます。資金繰り表とは ・◯月◯日にいくら入金・その入金から×月×日の支払いを済ませる こういった情報を時系列にまとめる表です。人によって作り方は様々です。一番シンプルなのはカレンダーに入金と出金の予定を書きます。併せて預金通帳を確認しながら残高に過不足がないかの近未来予想を行います。 複式簿記からは無条件で出せる表ではありま...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/19 01:00

預金通帳の残高はバカにならない

前回からの続き、不動産投資と会計について。収支計算と複式簿記はあまり相性が良くないことを紹介しました。そこで収支計算を補足するための資料をいくつか紹介します。 まずいちばん簡単なのは預金通帳です。預金通帳の残高を常に眺めているだけでも意味があります。ごくシンプルに考えて ・新しく借入をしないで・預金残高が増えていた お金が増えている=経営が上手く行ったと考えて差し支えありません。一定のスパンで預金...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/18 01:00

【法人税:役員給与の期中減額はどんな場合に認められますか?】

税務上、会社経費(損金といいます)として認められる役員給与は 限定されています。例えば毎月支給される役員給与は、原則として その事業年度中は同額であることが条件とされています。 しかし、定時株主総会による役員給与の改定や、代表取締役社長から 非常勤の相談役へ退いたことによる役員給与の改定、 法人の経営状況が著しく悪化したことなど業績悪化改定事由により 役員給与が減額改定された場合など、一定の条...(続きを読む

近江 清秀
近江 清秀
(税理士)
公開日時:2012/07/17 08:00

収支の項目をある程度把握する

前回からの続き、不動産投資と会計について。複式簿記で計算されるのは利益です。収支を考えるためには複式簿記の帳面から一工夫する必要があります。 工夫といっても大仰なものではありません。要はお金が入ってくる要素と出てく要素を網羅的に掴んでおくことです。家賃収入がいくらくらい。修繕費で毎月これくらい出ていく。借入の返済で毎月これだけ出ていく。当り前のことですが、これは複式簿記をやっているだけではできない...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/17 01:00

複式簿記に頼り過ぎない

前回からの続き、不動産投資と会計について。複式簿記は利益計算を基本目的としています。そのため、複式簿記の結果出来てくる書類はその多くが所得計算のために作られています。 税理士が毎月出してくる試算表。決算のときに作る決算書。税金の計算で重要な数字。このどれもが利益に注目しています。 ところが、くどいようですが利益の数字は現預金の増減と一致しません。中小企業の実務でより重要なのは利益ではなく収支です。...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/16 01:00

複式簿記ではわからない

前回からの続き、不動産投資と会計について。実生活と結びつけて考えるなら所得より収支です。極論を言えば、毎月末の預金残高を確認して増えていれば成功、減っていれば失敗だと考えて良いです。 ここで一つ問題があります。現代の会計は複式簿記という手法で行われます。これがもっとも適切な会計手法だと言われています。 この複式簿記には基本目的があります。それは ・利益、所得を計算すること そう、複式簿記を使って計...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/15 01:00

収支のほうが実践的

前回からの続き、不動産投資と会計について。実務的に不動産投資を考える場合、収支と所得はどちらの数字が利用しやすいでしょうか? どう考えても収支です。なぜなら収支の数字は実際の現預金の動きを表しています。これに対して所得はお金の増減とは結びつかない数字です。 お金が増えると嬉しい。お金が減ると悲しい。このすごくシンプルなルールで理解できるのが収支です。ですので不動産投資の利回りを考えるときも、収支で...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/14 01:00

利益は税金計算に使われる

前回からの続き、不動産投資と会計について。利益を計算した結果は何に使われるのでしょうか?実務的には税金の計算です。税金は利益に対して課税されます。今回の例ですと 利益300 × 税率50% = 税金150 このように計算されます。今回、税金は所得計算チームに分類しませんでした。それは所得、利益が税金計算のために用いられるものだからです。税金が費用になるとすると、税金自体の計算に影響が出てしまいます...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/13 01:00

所得計算とは利益計算

前回からの続き、不動産投資と会計について。今日は所得計算について考えてみます。所得とは利益のことです。利益は売上から費用を引いて計算します。 ・家賃収入1,000を得た ・維持修繕、管理、金利のために300を支払った ・固定資産の減価償却費400を計上した 1,000 ▲ (300+400) = 300これが利益の金額です。 ここで問題です。この利益の額は何に使われますか?ここを正確に把握する...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/12 01:00

税理士による社会保険労務士業務

税理士による社会保険労務士業務 給与計算にまつわる社会保険関係業務を一手に引き受ける税理士はたくさんいます。しかし、その業務はグレーゾーンなのです。税理士同様に社会保険労務士にも「独占業務」というものがあります。税理士は、「税務代理、税務書類の作成、税務相談に付随する場合」には社会保険労務士の業務を行うことができます(社会保険労務士法施行令2②)。この「付随業務」ですが、日本税理士会連合会と全国社会保険労務士会連合会との合意によ...(続きを読む

菅原 茂夫
菅原 茂夫
(税理士)
公開日時:2012/07/11 15:56

収支計算とは現預金の出入り

前回からの続き、不動産投資と会計について。今日はまず感覚的にわかりやすい収支計算について考えてみます。不動産投資を語る際、利回りといった言葉がよく使われます。この場合にはこちらの収支計算を基に話を進めていることが多いようです。 ・家賃収入1,000を得た ・借入金元本を500返済した ・維持修繕、管理、金利のために300を支払った ・不動産経営による利益にかかる税金を150支払った・最終収支...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/11 01:00

17日セミナー「多様な女性の働き方」

子どもをキッズルームで遊ばせながら、赤坂で仕事ができる コワーキングスペース Hatch Cowork +KIDSの 第2回セミナーの開催が決定しました。   7月17日火曜日11時~12時 「多様な女性の働き方」をテーマに、グーグルのラインダーズ真澄氏と ニューヨークタイムスの田端広子記者が講師を務められるそうです。   就学未満のお子様はキッズルームでお預かりしながらのセミナー...(続きを読む

平 仁
平 仁
(税理士)
公開日時:2012/07/10 19:56

それぞれの取引を分類する

前回からの続き、不動産投資と会計について。昨日列挙した取引にタグ付をしてみたいと思います。取引の後ろに所得と収支と書いていきます。両方に該当する取引もあります。 ・家賃収入1,000を得た(所得&収支) ・借入金元本を500返済した(収支) ・維持修繕、管理、金利のために300を支払った(所得&収支) ・固定資産の減価償却費400を計上した(所得) ・不動産経営による利益にかかる税金を15...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/10 01:00

まず取引を列挙してみる

前回からの続き、不動産投資と会計について。今日は不動産投資に係る取引を列挙してみます。設定として税率を50%にしておきます。実際の税率はここまで高くないことのほうが圧倒的に多いですが。 ・家賃収入1,000を得た・借入金元本を500返済した・維持修繕、管理、金利のために300を支払った・固定資産の減価償却費400を計上した・不動産経営による利益にかかる税金を150支払った 実際にはもっと細かく別れ...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/09 01:00

不動産投資から学べること

先日、お仕事で関わりのある弁護士さんからご質問の電話を頂きました。内容は不動産投資に関するお話でした。とある裁判案件で、その不動産からどれくらいの利益が出ていたのか知りたいというご要望でした。その中で出た質問事項に 「借入の返済は経費ですよね?」 というものが含まれていました。これまでにも当コラムで繰り返し書いていますが、借入元本の返済は経費には含まれません。しかし、実務上においては借入返済はお金...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/08 01:00

顧問料まとめ

前回からの続き、顧問料について。税理士の顧問料が決まる要素を色々とご紹介しました。 ・会社そのものの事情(規模や利益の有無など)・会計処理の煩雑性・面談頻度 大まかに分けるとこんな感じです。最近では会計処理そのものはすべて納税者自身が行い、その代わりに顧問料を安くするといった税理士事務所も多いようです。 最後のポイントは必ず比較をすることです。初めて税理士に頼む時には2~3人に会いましょう。いまの...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/07 01:00

とかく孤独な社長さん

前回からの続き、顧問料について。面談頻度が顧問料算定においてポイントになることをご紹介しました。 少しふざけた表現に思われるかも知れませんが。 私は税理士にとって顧問先との雑談は本当に大切な仕事だと思っています。もちろん正確な税務や会計の知識を伝達し、節税策をお教えすることも本当に重要です。しかし経営というのは会計や税務が先行するものではありません。経営努力をした結果として会計や税務の努力が出てく...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/06 01:00

面談で色々な時間軸の話をする

前回からの続き、顧問料について。中小企業はしっかりと経営していけばかなり長期的視座に立って経営することができるという話を紹介しました。無論、ごく短期的なスパンでの対応も必要になることはあります。しかしそういう対応力も含めて、地力を鍛えるための時間はきちんと準備していけばそれなりにあるのです。 税理士との定期的な面談は、その地力を作っていくために大切な確認の時間だと私は認識しています。数字を目の前に...(続きを読む

高橋 昌也
高橋 昌也
(税理士)
公開日時:2012/07/05 01:00

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