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心の病気・カウンセリング の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (3ページ目)

心の病気・カウンセリング に関する コラム 一覧

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うつ病と病前性格(1)

うつ病と病前性格(1) 前回は最近のうつ病として「現代型うつ病」「未熟型うつ病」「ディスチミア(気分変調症)親和型うつ病」をご紹介いたしました。いずれも従来の「メランコリー親和型うつ病」に対して、若年期に生ずる性格因を伴ううつ病といえます。すなわち、人生における問題・葛藤に直面して、抑うつを自己の内界に保持せず、不安・焦燥を表出し、時に回避・依存も生ずる病態です。 「うつ病」と一言で言っても、ライフサイクルや性格傾向に...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/07/17 16:08

うつ病と病前性格(2)

改めてそれぞれの病態と性格をご説明いたしましょう(濱田秀伯、精神症候学、弘文堂、1994、他)。 うつ病(メランコリー、Melancholia) 抑うつ気分または興味・喜びの減退、精神運動抑制、早朝覚醒、体重減少、日内変動などを生じ、生活や仕事に著しい支障を生じる病態。従来型うつ病。 気分変調症(ディスチミア、Dysthymia) 抑うつ気分などが少なくとも2年間以上も続いているが、大うつ病ま...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/07/17 16:12

うつ病と病前性格(4)

従来のうつ病がメランコリー親和型をはじめ、執着性格や強迫性格といった、いわゆるうつ病の病前性格を呈するのに対し、その他のうつ病は様々な性格傾向を背景にしています。DSM-4 (Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, American Psychiatric Association)によると演技性や自己愛性の性格(Cluster ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/07/20 00:00

うつ病と病前性格(5)

うつ病と病前性格(5) さて、うつ病の病前性格をご説明する際には「うつ状態の臨床分類」もご紹介しないわけにはいきません(画像をクリックすると拡大されます)。わが国の精神病理学の大家、笠原嘉、木村敏によるこの分類(1975、一部改変)は病前性格‐発病状況‐病像‐経過を一元的に説明し、躁うつ病や統合失調症の鑑別も網羅しており、DSMやICDといった操作的診断基準が主流となった現在においても、実際の臨床場面において大変、有用と...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/07/21 00:00

うつ病と病前性格(6)

一方、躁うつ病、統合失調症の「前駆状態」として現れる抑うつ状態もあります。病前性格も、うつ病ではなく、躁うつ病や統合失調症の特徴を示します。従って、治療も典型的うつ病として抗うつ薬を服薬し、休養するばかりでなく、躁うつ病や統合失調症に進展しうる可能性に留意しながら、経過を観察し、適切な対処をしていく必要があるのです。 以上、「うつ病と病前性格」についてご説明してまいりました。メランコリー親和型性...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/07/22 00:00

性格・気質、脳・神経、遺伝子(1)

性格・気質、脳・神経、遺伝子(1) 前回はうつ病と病前性格の関連をご説明しました。うつ病と一言で言っても、最近は細分化され、それぞれに呼応した病前性格が想定されています。うつ病の治療・回復には、疾病自体もさることながら、この性格因子も念頭においた対処が必要とされます。特に慢性・難治性・治療抵抗性と言われるうつ病には性格因子の影響が少なくありません。 そこで今回は性格因子についてご説明を加えてまいりたいと思います。前回はうつ病の病前...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/08/08 21:25

性格・気質、脳・神経、遺伝子(2)

性格・気質、脳・神経、遺伝子(2) 前記のように一つの性格分類に当てはめる類型論に対して、最近はいくつもの性格特性へ分析する特性論が提唱されています。歴史的には、Eysenck (1967)が3次元モデルとして外向性Extraversion, 神経質Neuroticism, 精神病質Psychoticismを提示しました。 外向性 Extraversion 衝動性、活動性、社交性、興奮しやすさを表します。 網様体賦活系による大脳皮...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/08/09 00:00

性格・気質、脳・神経、遺伝子(3)

Gray (1987)はEysenckの理論を批判的に継承し、いわゆるBig Threeモデルを脳内システムと関連させて提唱しました。 行動活性化システム Behavioral Activation System, BAS 報酬や罰から活性化し、目標達成のための接近行動が惹起されます。衝動性、衝動的な刺激探求性ともいえます。 中脳辺縁系のドーパミンが想定されています。 行動抑制システム Beh...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/08/10 00:00

性格・気質、脳・神経、遺伝子(4)

性格・気質、脳・神経、遺伝子(4) Cloninger (1993) は Grey の気質理論を発展し、独自の気質と性格の理論を包括的に構築しました。Cloninger によると、先天的な気質と後天的な性格は相互に影響しながら発達します。この「気質」とは刺激に対する自動的な情動反応のことで、大脳辺縁系により調整され、遺伝的に規定されています。具体的な気質として以下の4つが挙げられます。 新奇性追求 Novelty Seeking ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/08/11 00:00

性格・気質、脳・神経、遺伝子(5)

Cloningerは更に上記のような気質の上位概念として性格次元も想定しました。この「性格」とは自己について洞察・学習することにより発達するもので、自己や社会の有効性に影響を与えるものと定義されています。以下の3つが挙げられます。 自己志向 Self Directedness 自己決定や意思の力Will power、もしくは選択に対して行動を調整する能力とされています。責任感、目標設定・遂行、動...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/08/12 00:00

性格・気質、脳・神経、遺伝子(6)

性格・気質、脳・神経、遺伝子(6) 以上、前回の病前性格から発展して、性格因子についてご説明いたしました。脳・神経について言及したところが少なくなく、解剖学や生化学の基礎知識も必要とされるため、抵抗を覚えられた方も少なくないのではと恐縮いたします。しかし、病気や性格に限らず、あらゆる精神活動は脳・神経の機能ですから、心や脳の問題についてご説明を深める上では避けられないところです。更に論を進めると、遺伝子・DNAについて言及することに...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/08/13 00:00

クリニックと病院

本来クリニックはかかりつけ医として身近な存在と言うことになっています。たしかに早朝や深夜、あるいは土、日曜日に診療しているところも多くなってきました。 しかし、地方に行くと木曜休診とか、水曜休診とかもあり、夜間も診療は不可能なところが多いようです。クリニックに通っている患者さんの状態が悪くなった場合、夜間などは救急医療機関を受診したり、当院にもいきなり受診しに来たりします。 でも、初診であ...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2007/10/03 12:16

相談者が多いから、連絡先を書かないというウソ

治療しているあるいは面接している者の本名や治療場所の住所、電話番号(特に固定電話)を、「今でも相談者が多いので、ネットなどで紹介したら相談者が殺到して業務ができなくなるので、はじめはメールで相談してほしい」という治療センターもどきのところが多くあります。 それはウソでしょう。 理由は簡単で相談者が殺到していると自ら書いている点、本名を書くと医師かどうか調べられる点、住所を書くと居場所がすぐ...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2007/10/05 21:36

セルフ・モニタリング(1)

セルフ・モニタリング(1) これまでコラムやQ&Aにて話題にしてきました認知行動療法をシリーズにてご紹介いたします。具体的には、セルフモニタリング、ストレスコーピング、問題解決療法、認知療法、の順番にご説明いたします。 今回はセルフモニタリングです。まずはじめにご自分の生活や行動を「週間活動記録表」に記録して客観的に観察しましょう。活動内容と気分を点数化(0-100点)して記入します。これは「セルフ・モニタリング」と言われ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/10/07 16:34

セルフ・モニタリング(2)

セルフ・モニタリング(2) 以下のチェックリストに従い、1週間の生活を振り返ってみましょう。 ・「早寝早起き」できましたか? ・睡眠は6時間以上取りましたか? ・食事は一日3回取りましたか? ・お酒や煙草は控えられましたか? ・満足なお仕事はできましたか? ・充実した余暇を過ごせましたか? ・何か問題は生じませんでしたか? ・効果的な対処はできましたか? (続く) 銀座泰明クリニック(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/10/07 16:41

セルフ・モニタリング(3)

セルフ・モニタリング(3) 自分の生活や行動、そして思考・感情などを客観的に振り返ることが大事です。ともすると、日常の忙しさや慌ただしさに巻き込まれ、自分を見失い、結果、心身の不調や周囲とのトラブルを生じてから現実に直面しがちになります。従って、その前に、1日1回、週1回、そして年1回、冷静に自分を見直すことが必要です。 銀座泰明クリニック(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/10/07 16:44

ストレス・コーピング(4)

ストレス・コーピング(4) 次に、記録から発見された問題と対処行動を列挙し、ご自分の「ストレス・コーピング(ストレスへの対処行動)」をチェックしましょう。 不安や抑うつは適切なコーピングにより改善することが認められています。特に不安に関しては以下のように説明されています。 不安=危険/対処+援助 この式のように、危険があっても、対処や援助が十分に備われば、不安は小さくなるわけです。(続く) 銀座泰明クリニック(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/10/07 16:48

ストレス・コーピング(5)

ストレス・コーピング(5) コーピングには上記のように(画像をクリックすると拡大されます)健康的なものもあれば、病的なものもあります。 病的なものとしては、過食・嘔吐、リストカット、大量服薬といった自傷行為、暴言・暴力といった他害行為などがあります。 病的な対処行動は避けるべきで、より健康的・成長的な対処・行動・思考を心がけましょう。(続く) 銀座泰明クリニック(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/10/07 16:50

問題解決療法(1)

問題解決療法(1) 最も積極的・効果的な対処方法は「問題解決」です。そこで、これを治療的に援用した「問題解決療法」をご紹介いたします。具体的に上記の手順に従って進めます。画像をクリックすると拡大されます。 1問題の提起 まず問題を知覚することからはじまります。これは「問題への感受性」とも言い、自分や周囲の問題を積極的に気づくことで得られます。その際は「自分だけの思い込み」といった認知のゆがみ(後述)を排除する必要も...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/10/07 16:53

問題解決療法(2)

問題解決療法(2) 3代替可能な解決策の産出 問題に対し、できるだけたくさんの選択肢を考え、より良い解決策を得ることを目指します。それには「拡散的思考」(Guilford)や、「ブレイン・ストーミング」(Osborn)を用います。これは「頭の中に嵐を巻き起こす」という名称の通り、固定観念にとらわれず、様々なアイデアをいくつも考え出すことです。この際、質よりも量が重要で、それらを分類したり、組み合わせたりすることによ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/10/17 00:00

認知療法(2)

認知療法(2) (画像をクリックすると拡大されます) 根拠のない決めつけ 証拠が少ないままに思いつきを信じ込むこと 白黒思考 灰色(あいまいな状態)に耐えられず、ものごと全て白か黒かという、極端な考え方で割り切ろうとすること 部分的焦点づけ 自分が着目していることだけに目を向け、短絡的に結論づけること 過大評価・過小評価 自分が関心のあることは拡大して捉え、反対に自分の考えや予想に合わない部分はこと...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/10/20 00:00

認知療法(3)

認知療法(3) 極端な一般化 少数の事実を取り上げ、全てのことが同様の結果になるだろうと結論づけること 自己関連づけ 何か悪いことが起こると、自分のせいで起こったのだと自分を責めてしまうこと 情緒的な理由づけ その時の自分の感情に基づいて、現実を判断してしまうこと 自分で実現してしまう予言 自分で否定的予測を立てて自分の行動を制限してしまい、自分の行動を制限するものだから、予測どおり失敗してしまう。...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/10/21 00:00

認知療法(4)

認知療法(4) このような否定的な認知のゆがみを自覚して、適応的な思考へ至るために以下のような「コラム法」を用います。 それぞれのコラムにご自分の状況や思考の変化を書き込んでいくことで、より現実に適応した思考へ至ることができます。 状況 その場の状況 気分 その時の気分 自動思考 その瞬間に浮かんだ考え 根拠 自動思考を裏づける事実 反証 自動思考と矛盾する事実 適応的思考 視野を広げたバ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/10/22 00:00

認知療法(5)

認知療法(5) 以上、セルフ・モニタリング、コーピング、問題解決療法、認知療法について概説いたしました。 いずれも、ご自分の生活や行動・思考などを客観的に観察して、現実的に適応した対処・方法を模索する試みです。と言いましても、なかなか一人で行うのは困難でしょう。特に、不安感や抑うつ気分の強い時は、論理的・理性的な思考をしづらいものです。 銀座泰明クリニックでは、必要に応じ、これらの心理的な治療を皆様とご一緒に...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2007/10/23 00:00

いわゆる「薬漬け」に関して

よく多数の薬を出されることを「薬漬け」といいますが、その根拠、定義ははっきりしていません。 錠剤数?薬の種類?胃の薬や下剤はいらない?? 先日、私も肺炎の一歩手前まで行きましたが、咳止め2錠、去痰剤1錠、鎮痛薬1錠、抗生剤2錠、これだけでも1回計6錠、それに胃のムカムカがあり健胃剤1錠追加され、これで一回に計7錠です。服用後、次第に症状が良くなったのは言うまでもありませんが、この場合の薬の...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2007/10/13 22:59

精神科の専門医とは

現在、私を含めて国の認定(厚生労働省)である精神保健指定医という資格が、精神科医として一般的です。 それを持っていないと、医療保護入院の手続きを行ったり措置入院のための鑑定も行うことができません。 ここ数年来、ほとんどの精神科医の所属する学会である日本精神神経学会で、認定精神科専門医という制度が進められてます。進められていますというのは、現在は新制度への移行時期にあたり、口答試験の合...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2007/10/23 21:48

少年事件の背景は何??

昨今の少年による凶悪犯罪の背景には、高度成長期に育ってきた保護者たちに何らかの関係があると思っている。もちろん、それがすべてではないにしろ、多くの場合に保護者のほうに改善すべき点があるのも事実。 本人の意思が大切といっては躾と放任を取り違えている親、子どもが何か事件を起しても周りが悪いという親、責任を学校側に求める親・・・・・。今は、躾も学校がすべきことと思っている親が多いようです。 家で...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2007/10/28 10:34

デイケアと訪問看護

精神科の治療は、入院や外来治療は基本として、その後に社会復帰出来るまでをどうするかが一番大切です。 当院を含めた精神科病院、クリニックでは、デイケアと訪問看護を行なっています。 デイケアは、朝から夕方まで病院で過ごし、その間にスポーツや陶芸、工芸、カラオケ、散策などを集団で行なって、規則正しい生活と集団生活の訓練を行ないます。夕方から夜にかけて行なうものはナイトケアといいます。当院では、そ...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2007/10/31 09:17

摂食障害と診療

摂食障害は、私が1997年からメール相談を続けています。その中で最近多いのが、心療内科や精神科を受診したが、「うちでは摂食障害は診ていない」と言われたというものです。どうしてでしょう。 たしかに時間と労力が治療者に必要です。でも明らかな理由がなければ、医師は診療の要請を断ることができないと言うことは前回も書きました。(医師としての診察の応召の義務) では、うちでは専門でないので...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2007/11/11 21:46

処方の変更について

以前、頂いたご相談で、「うつ病と診断されて心療内科で最初はトリプタノールを処方してもらっていたのですが、病状が悪化してアモキサンを飲み続けています。でも、なかなか回復せず一週間前からジェイソロフトに変えてもらいました。」と言った内容のものがありました。内容は一部省略しています。 ここで一番大切なのは、ジェイゾロフトへの切り替えの仕方です。 文面をみると急に変えてもらったような印象ですが、本...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2007/11/13 00:58

認知症高齢者に関する研修会

表記研修会に2日間行きました。全国から約80名の精神科医が集まり、認知症高齢者への対応を勉強しました。 これを受けると研修修了者として厚生労働省、保健所等に名前が通知され、何か必要なときにお呼びがかかる・・・と言うらしいです。 アルツハイマー病が、これまでいろいろ名称が変わり、つい最近までアルツハイマー型認知症と言っていて今はアルツハイマー病であるとか、ピック病などは画像診断まで入れた中身...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2007/11/16 01:23

本人が受診しない場合のこと

精神科では、本人が受診したくないといって家族が薬だけをもらう場合が多いようですが、これは仕方のないことであると言って済むことではありません。場合によっては、本人の引きこもりを助長し、ひいては病状の悪化を招くことになります。 厚労省でも、このような患者さんに対して訪問看護を行うようにと指導しています。当院では、軽自動車が3台以上訪問看護用にあり、いつもフル稼働で訪問を行っています。 訪問は、...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2007/12/02 18:23

服薬をやめてしまうことについて

まず、精神科に限らず、処方された薬を処方されたとおりに服用するのが原則です。 原則ですというのは、副作用などで先生と相談の上、すぐに減量することもありますが、まずは出されたとおりに服用する事が大切。 何を当たり前のことを書いているのかと叱られそうですが、意外に処方されたとおりに服用している方が少ないということもよく言われます。 さらに、治療する側からすれば、どの薬をどのくらいの量を服用...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2008/01/22 20:05

ギョーザ事件に思う

株式会社世論時報社 隔月刊 第13巻 第1号(2008年1月)■特集 「食」と精神医学 の執筆依頼が来たのが昨年9月。 このたび最新号で 「ダイエットと摂食障害」について書かせていただいております。 文献を検索するにつけ、今の時代は飽食といって食が豊富にありすぎる時代も通り越し、それをムダにしているまさしく崩食という時代となったと思うわけです。 その中で...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2008/02/04 22:06

他者のためにお金を使うと幸福になる

より幸福になるには、自分のためにお金を使うよりも他者のためにお金を使う方が良いことが、研究で明らかになった Miranda Hitti WebMD Medical News (3月20日) もっと幸せだと感じたい?それなら自分のために散財するよりも他者または慈善のためにお金を使うとより良い気持ちになれる可能性がある。このニュースは『Science』3月21日号で報告された。 研究者らは最...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/04/26 09:30

本邦未承認の薬の服用に関して

抗うつ薬など日本では未承認の薬で、結構効果があるといわれる薬も多くあるようです。それを処方された場合の注意点など書いてみたいと思います。 もちろん、法的な根拠はありませんが、経験を踏まえて常識的に考えていこうと思います。 未承認の薬を出す医療機関側として この薬は未承認であるが海外では効果があると言って処方したいというでしょう。その上で、何かあった場合の責任に関して、医療機関側に...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2008/05/15 10:45

過労自殺、過去最多の81人、心の病で労災急増、07年度

過労自殺、過去最多の81人、心の病で労災急増、07年度 仕事のストレスが原因でうつ病などの精神障害になり、07年度に労災が認められた人は前年度の1.3倍の268人で、過去最多を更新したことが23日、厚生労働省のまとめでわかった。そのうち、''過労自殺''も15人多い81人(未遂3人含む)で過去最多。長時間労働や成果主義が広がる中、心の病に悩む人が増えていることを示した。 精神障害による労災請求件数も前年度比16%増の952件で、過去最多だった。...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/05/24 10:11

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(1)

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(1) インターネットを利用した精神障害の早期発見・早期治療 DUI (Duration of Untreated Illness, 疾病の未治療期間)を短縮するために 茅野分*,**,***、水野雅文**、長谷川千絵** 藤井千代***、根本隆洋***、山澤涼子***、小林啓之*** 村上雅昭****、鹿島晴雄*** 銀座泰明クリニック(精神神経科)* 東邦大学医学部精神神経医学講座** 慶應義...(続きを読む

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/05/27 08:02

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(2)

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(2) はじめに 精神障害の早期発見・早期治療が提唱されている10)13)14)。世界では”IEPA, International Early Psychosis Association”が定期開催され、”Early Intervention in Psychiatry”も定期刊行されている。国内では「日本精神障害予防研究会」が10年以上に渡り学術集会を行っている。これはDUP, Duration of ...(続きを読む

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/05/27 08:08

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(3)

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(3) 大学病院における初回うつ病 まず我々は、平成14年2月−7月の半年間に「慶應義塾大学病院精神神経科」 を受診した初回うつ病の患者35人を調査した2)。その結果、DUI:14.5±15.3 (Min: 2, Max: 48, Med: 8, Mode: 8) 週だった。患者背景は、男性21人・女性14人、年齢42.4±14.1歳、職業は会社員19人、主婦3人。受診経路は紹介21人(院内9人)だった(...(続きを読む

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/05/27 08:12

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(4)

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(4) クリニックにおける初回の気分障害 次に我々は、平成18年4月−9月の半年間に「銀座泰明クリニック」 における初回の気分障害の患者172人を調査した4)。その結果、DUI: 64.1±122.9 (Min: 1, Max: 768, Med: 12, Mode: 4) 週だった。患者背景は男性75人・女性97人、年齢32.4±8.1歳、職業は会社員128人であった。主訴は不眠28人、うつ24人、頭痛...(続きを読む

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/05/27 08:35

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(5)

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(5) インターネットを利用した精神保健相談 インターネットを利用した精神保健活動が効果的であるという示唆のもと、我々は「All About プロファイル」 の公開相談サイトを用いて精神保健相談を試みた3)。その結果、2006年12月〜2007年12月の約1年間に451人から相談が寄せられた。質問は匿名投稿も可能で、個人情報の公開は本人の意思に基づいている。質問者は男性79人、女性360人、平均年齢31....(続きを読む

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/05/27 09:36

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(6)

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(6) 内訳は本人女性225人、本人男性56人、妻38人、恋人女性38人。 住所は東京都87人、神奈川県47人、埼玉県31人、大阪府30人、愛知県20人と首都圏・大都市が多かったが、北海道12人、沖縄県4人、海外7人も認められた。(つづく) 銀座泰明クリニック(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/05/27 09:38

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(7)

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(7) 疾患は統合失調症圏(F2)22人、気分障害圏(F3)142人、神経症性障害圏(F4)196人だった。未治療154人が受診の適否について、治療中105人がセカンドオピニオンとして現在の治療について質問してきた。内訳は、統合失調症圏が未治療5人、治療中17人、気分障害圏は未治療43人、治療中100人、神経症性障害圏は未治療139人、治療中56人であった。 すなわち30歳前後の女性が相談者の中心を占め...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/05/27 09:41

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(8)

インターネットによる精神障害の早期発見・早期治療(8) インターネットを利用した精神障害の早期発見・早期治療 このようにインターネットを利用して未治療の患者へ必要な情報を提供し、適切な治療へ導くことができる。軽症ならばメール相談のみで解決できるケースもあり、中等症以上ならば速やかな受診を指示することができる。 すでに治療中の患者へはセカンドオピニオンとして、現在の治療の是非について第三者的なアドバイスができる。原則として現在の治療・主治医を尊重し、本...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/05/27 09:46

東京都健康局医療安全課の採血器具使い回しマニュアル

東京都健康局医療安全課の採血器具使い回しマニュアル というおそろしい題名になりましたが、マスコミでも騒がれ製品説明書でも再使用禁止という採血器具に対し、上記医療安全課の院内感染予防対策マニュアルでは、洗浄、消毒して使用すると書いてあります。 ご丁寧に、ここがポイントとかで、消毒液などの選択にも十分注意することとあります。 マニュアルのアドレスはこちらです。 真空採血管を用いた...(続きを読む

菅野 庸
菅野 庸
(院長・医師)
公開日時:2008/06/12 10:12

「うつ病」が原因トップ 10年連続、自殺3万人超

「うつ病」が原因トップ 10年連続、自殺3万人超 日本国内で昨年1年間に自殺した人は前年に比べ2.9%(938人)増の3万3093人で、このうち「うつ病」が原因・動機とみられる人が約18%に当たる6060人に上り最多だったことが19日、警察庁のまとめで分かった(グラフをクリックすると拡大します)。 総数は2003年の3万4427人に次ぐ過去2番目で、10年連続で3万人を超えた。年代別で60歳以上、30歳代が過去最多。発生場所でみた都道府県別...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/06/19 19:50

うつ、家庭不和など連鎖、自殺の背景に平均4要因

うつ、家庭不和など連鎖、自殺の背景に平均4要因 うつ、家庭不和など連鎖 自殺の背景に平均4要因 喪失賃金22兆円、10年で 民間チームが初の白書 「ストップ自殺」 自殺防止に取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)「自殺対策支援センター ライフリンク」(東京)や専門家らのチームは4日、自殺した305人の遺族からの聞き取りや警察庁のデータを分析した初めての「自殺実態白書2008」を公表した。自殺に追い込まれるまでに、うつ病、家庭不和、負債な...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/07/08 07:54

過酷な重圧で心の病に 期待のエリート選手たち

過酷な重圧で心の病に 期待のエリート選手たち 五輪での活躍が期待されるエリート選手たち。主に10-20代の若者たちにのしかかる重圧は想像以上に過酷だ。日本のトップ選手でも、心身のバランスを崩して心の病気になってしまう例は、実は珍しくない。 日本オリンピック委員会(JOC)の強化指定選手が受診する、国立スポーツ科学センター(東京)のクリニック。5年前から非常勤で心療内科を担当する待鳥浩司医師(精神医学)は「周囲の目を気にしたり、海外遠征で...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/07/26 08:03

ここぞで最大限の力発揮=北島の強さ、伝説の域に

ここぞで最大限の力発揮=北島の強さ、伝説の域に あたかも当然のように偉業を成し遂げた。競泳男子200メートル平泳ぎで北島康介(日本コカ・コーラ)が今大会2個目の金メダルを獲得。五輪の男子平泳ぎでは史上初めて、2大会連続で2種目を制した。計4個の金メダルは、ここ一番で最大限の力を発揮し続けた強さの象徴でもある。 「小学校のころ、あいつはその年の一番大きい記録会でベスト記録を出していた」。東京スイミングセンター(SC)で少年時代から北島を見守...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
公開日時:2008/08/16 20:27

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