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疲れやすさ の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (3ページ目)

疲れやすさ に関する コラム 一覧

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サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(9)

(続き)・・食事と並んで「運動」も大切な取り組みです。適度な運動をすることによって血管内の血流が増し、内皮細胞に良い刺激が加わります。内皮細胞は一酸化窒素(NO)を産生して血管を拡張させ血液をサラサラにしますが、運動によってNOの産生が促され、血流がよりスムーズになるとともに動脈硬化の進行が抑制されます。運動習慣によって体重や中性脂肪などが減少し、血管へのストレスが減少することも見逃せません。 ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/07/18 09:00

サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(8)

(続き)・・油の選び方と使い方にも工夫が求められます。一般的な植物油脂はリノール酸が主体で、これが過剰になるとアラキドン酸の産生を通して動脈硬化や炎症、アレルギーの引き金になります。逆にこれを抑制する油脂としては、上述の魚類に多いEPAやDHAの他に、αリノレン酸を豊富に含むシソ油(エゴマ油)やアマニ油が挙げられます。これは常温で用いるという条件付きですが、動脈硬化を抑制する優れた油脂です。  ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/07/16 09:00

サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(7)

(続き)・・それでは少しでも血管を健康に保ち、動脈硬化に起因する病気から身を守るために、我々はどのような工夫をすべきでしょうか。そのために最も重要なことの一つは、とにかく新鮮な野菜と果物をたっぷりと食べることです。野菜や果物にはビタミンCを始めとする各種ビタミンやカルシウム、亜鉛などのミネラル、食物繊維、そしてポリフェノールなどのファイトケミカルが豊富に含まれています。   ファイトケミカルに...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/07/14 09:00

サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(6)

(続き)・・米国とは対照的に、日本ではガンや心臓病の死亡率は未だに上昇を続けています。その原因としては、野菜や果物の消費量が明らかに減少していることと、和食が若年層を中心に敬遠され、食事の欧米化が進んでいることなどが挙げられます。即ちかつての日本人の健康を支えた地場の野菜や果物、豆腐や納豆、海藻類、魚類などの摂取量が減少し、ハンバーガーや食パン、菓子類、各種の加工食品の消費量が増加しています。 ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/07/12 09:00

サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(5)

(続き)・・脳梗塞や心筋梗塞など血管性の疾患が増加していることは、その背景となっている動脈硬化が進行しやすい状況になっていることを示唆します。現代の日本に於いて、なぜ動脈硬化が進行しやすくなっているのでしょうか。それを考える上で一つの事例を提供しているのが沖縄県です。沖縄県はかつて世界的な長寿地域で、国内外から研究者などが視察に訪れていたものでしたが、戦後まもなくこの長寿の伝統に変化が生じました。...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/07/10 09:00

サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(4)

(続き)・・それでは動脈硬化を起こした血管では、具体的にどのような変化が発生しているのでしょうか。超音波などの画像でみると動脈壁全体が厚くなっており、血管内腔が狭くなっています。また目に見える訳ではありませんが、血管壁が硬くなっており、血管内腔の血液の流れが全体として悪くなっている、という変化がみられます。一言でいうと、血管壁が硬く厚くなり、血流が滞っている状態です。   動脈硬化を起こすとな...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/07/08 09:00

サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(3)

(続き)・・心臓が力強く拍動する度に多量の血液が全身に向けて送り出されますが、その通路が他ならぬ動脈です。心臓が血液を拍出する力はたいへん強力で、水銀の柱を10cm以上も押し上げるパワーをもっています。我々が測定する血圧は、まさにこのパワーを測っていることになります。従って動脈はその強いパワーでも破れてしまわないように、静脈や毛細血管に比べてたいへん分厚く出来ています。   動脈の壁は内膜、中...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/07/06 09:00

サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(2)

(続き)・・まず心疾患に関しては、狭心症と心筋梗塞が代表的な疾患として挙げられます。狭心症は心臓に血液を供給する冠動脈が狭窄を起こし、心筋が血流不足に見舞われて強い胸痛に襲われる病気です。軽症のうちは走ったり階段を上ったり等の労作時に限って胸痛が発生しますが、進行すると安静時や睡眠時にも胸痛に襲われ、日常生活や仕事に重大な支障を来たすようになります。   心筋梗塞は冠動脈が完全に閉塞してしまう...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/07/04 09:00

サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(1)

日本人の2010年の人口動態統計をみると、死因の1位は男女ともにガンで35万2千人、2位が心筋梗塞などの心疾患で18万9千人、3位が脳卒中などの脳血管疾患で12万3千人となっています。2位の心疾患と3位の脳血管疾患を合わせると全体の30%弱となり、1位のガンに迫る割合となります。すなわち日本人の3人に1人は心疾患や脳血管疾患という血管の病気で亡くなっている計算になります。   しかも最近の傾向...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/07/02 09:00

ホルモンバランス整え「更年期」を健康に快適に生きる秘訣(7)

(続き)・・更年期には女性ホルモンが急速に減少することで様々な不快な症状が発生しますが、その減っていく女性ホルモンを外部から補給することで、不快な症状を改善しようという治療法が存在します。これがホルモン補充療法(HRT)です。これはごく微量のエストロゲン及びプロゲステロンの合剤を内服または皮膚に貼付し、体内にホルモンが満たされたと体に感じさせ、更年期の症状を回避しようという治療です。   この...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/05/08 09:00

ホルモンバランス整え「更年期」を健康に快適に生きる秘訣(6)

(続き)・・更年期障害の症状の一つに手足などの冷えがありますが、それへの対策として有効なものに「半身浴」があります。特に腹部から足にかけての下半身をゆっくり温めることがポイントとなります。具体的には38℃前後の温めの湯に15~30分ほどゆったりと浸かります。また手足の冷えのひどい人は、42℃前後の湯を洗面器に張り、手や足を10~20分ほど浸す「手湯」および「足湯」がお勧めです。   体温を上げ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/05/06 09:00

ホルモンバランス整え「更年期」を健康に快適に生きる秘訣(5)

(続き)・・女性ならば誰もが避けられない更年期ですが、工夫次第で少しでも「更年期障害」の辛い症状を緩和することは可能です。先ず考えられる工夫としては「食事」が挙げられます。食事内容や栄養バランスの良し悪しによってホルモン環境や自律神経のバランスが左右され、更年期障害の症状に影響を与えます。また肥満や動脈硬化、骨粗鬆症の進行などにも関わってくるため、食生活は決しておろそかには出来ません。   更...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/05/04 09:00

疲れを感じやすい方へ(5)

外の環境の変化が激しいこの時期、自分でできるところからコントロールするしかありません。できるだけ生活のリズムを一定に保つように心がけましょう。 1.早寝早起きをしましょう。朝起きて夜眠る。まさに1日の始まりと終わりそのものです。これが乱れてしまうのは体のリズムの乱れに直結してしまいます。22~23時には寝て、6~7時には起きていたいものです。 2.夜のPC、TVに注意!体内時計は光を感知しています...(続きを読む

早川 友樹
早川 友樹
(薬剤師)
公開日時:2012/05/04 07:32

ホルモンバランス整え「更年期」を健康に快適に生きる秘訣(4)

(続き)・・更年期障害の様々な症状、すなわち頭痛や肩凝り、不眠、めまい、手足の冷え、イライラ感、のぼせ、多汗、倦怠感などは、このようなホルモン環境の変化に伴う自律神経の失調状態によって、ある程度は説明がつきます。例えば交感神経の過剰状態が続くと血管が収縮し、手足の冷えや頭痛、肩凝りなどが発生します。また副交感神経が異常に働くと、低血圧から倦怠感やめまいなどが引き起こされます。   但しホルモン...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/05/02 09:00

ホルモンバランス整え「更年期」を健康に快適に生きる秘訣(3)

(続き)・・すなわち視床下部や下垂体がGnRHやFSHを盛んに分泌し、卵巣を刺激しようとすると、自律神経への刺激もそれだけ強くなります。その結果、自律神経のバランスが崩れて自律神経の失調症状が現れることにつながります。実際に、更年期障害で現れやすい症状をよくみると、いわゆる「自律神経失調症」と診断された方の症状との間に共通点がたいへん多いことに驚かされます。   人間の神経系統は大別して運動神...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/04/30 09:00

疲れを感じやすい方へ(4)

春は自律神経のバランスを崩しやすい季節だと言われています。 日本は多くの企業や学校で4月から新期に入るので、卒業・入学、退社・入社、異動、転勤などの社会的な環境の変化が起こりやすい時期です。これにより4月中は緊張感が続く状況にあり、5月初旬のGWで一気に疲れがでてしまうというのが5月病とされています。 また、夏に向かって気候の変化が激しいのも春の特徴です。最近は暑くなってきましたが、少し前は三寒四...(続きを読む

早川 友樹
早川 友樹
(薬剤師)
公開日時:2012/04/29 07:39

ホルモンバランス整え「更年期」を健康に快適に生きる秘訣(2)

(続き)・・更年期特有の困った症状の原因を考えるにあたっては、女性の体内に於ける生理周期と、それと関連した女性ホルモンの変化をみてみる必要があります。生理は子宮の内面に拡がる子宮内膜が一定の周期で剥離、脱落し、血液とともに排出される現象で、その周期は個人差がありますが、おおよそ1か月です。その営みは脳内の視床下部と下垂体、そして卵巣が互いに刺激し合って行われています。   視床下部から性腺刺激...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/04/28 09:00

ホルモンバランス整え「更年期」を健康に快適に生きる秘訣(1)

内科の外来診療で最近とみに目立つのが、40代から50代にかけての女性が多彩な症状を訴えて来院されるケースです。頭痛、肩凝り、動悸、手足の冷え、のぼせ感、多量の汗、不眠、イライラ感、めまい、全身倦怠感、気分の落ち込み、など症状は様々で、多くの方はこれらの症状を2つや3つ、多い人では5つも6つもお持ちです。症状の重さも人によってまちまちで、重い人では日常生活にかなりの支障を来たしています。   こ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/04/26 14:00

疲れを感じやすい方へ(3)

さて今回は自律神経系やホルモン系の上司としての「脳」の話です。 脳はいろいろな部位に分けられていてそれぞれが違う機能を発揮していると言われています。その中で自律神経やホルモン系の中枢(上司)は「間脳」という部分にある「視床下部」という部位が担っています。この視床下部の働きによって先日お話した「ホメオスタシス(恒常性)」が保たれているのです。 視床下部は体の中のセンサーのような役割を持っています。体...(続きを読む

早川 友樹
早川 友樹
(薬剤師)
公開日時:2012/04/24 07:29

認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(8)

(続き)・・運動以外でも、脳を活性化させる活動はたくさんあります。例えば何か新しいことを始めてみると、脳は刺激を受けて活性化します。特に趣味のなかった人も、何でもよいので趣味を見つけて楽しんでみることです。楽しいことであれば、特に努力することもなく脳を働かせ、思考力や創造力を向上させることができます。例えば歴史が大好きという人は、歴史についての勉強や活動に没頭し、同時に脳を鍛えているのです。  ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/04/20 09:00

認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(7)

(続き)・・食事と並んで「運動」することがたいへん重要です。現代人は運動不足に陥りがちですが、体を動かさない生活が続くと脳の血流と機能が低下し、認知症を発症する遠因となります。逆に体を動かす習慣を身につけることで神経細胞が活性化し、健康な老後を迎える可能性が高くなります。それではどのような運動が効果的なのでしょうか。その基本は簡単で、とにかくよく「歩く」ことです。   歩く、あるいは走ることで...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/04/16 09:00

認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(6)

(続き)・・並外れた抗酸化力をもつ果物として「ベリー類」があります。イチゴやブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、クランベリーなどが該当し、ポリフェノールやアントシアニン等のファイトケミカルが豊富に含まれています。酸化を強力に防ぐことによってβアミロイドの産生を抑制し、神経伝達をスムーズにして神経活動を活発にします。動物実験でも記憶力、平衡機能、運動技能の向上が認められています。   「ナ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/04/12 09:00

認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(5)

(続き)・・それではアルツハイマー病を始めとした認知症を予防し、また軽症に留めておくには、どのような生活習慣を身に付ければよいのでしょうか。前述のアポE4という遺伝的要因のある方の場合でも、認知症になりにくい生活習慣を心がけていれば、かなりの確率で認知症を予防、または軽症に留めておくことが可能です。糖尿病や高血圧と同様に、認知症は生活習慣の良し悪しで発症するかどうかが左右されるのです。   先...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/04/08 09:00

認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(4)

(続き)・・それではどのような人が認知症になりやすいのでしょうか。まず考えられるのは「遺伝」の影響です。血漿リポ蛋白を構成するアポリポ蛋白には6種類の遺伝子多型が存在しますが、そのうちアポE4という遺伝子型はアルツハイマー病の危険因子といわれています。実際にアルツハイマー病患者に於けるアポE4の出現頻度は健常者の3倍もあるとされています。アポE4を持っている人は、とりわけ認知症対策が重要なのです。...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/04/04 09:00

認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(3)

(続き)・・認知症は進行性の病気で、時間の経過とともに症状が重くなっていきます。アルツハイマー病の場合、初期には記憶障害が主としてみられます。もの忘れが激しくなる、時間や食べたもの、人の名前や顔が分からなくなる、などの健忘症状で、お金の管理ができなくなります。また不安や焦燥、抑うつ気分、怒りっぽくなる、などの精神症状が加わります。この初期の段階で有効な手を打てば、軽症で済むかもしれません。   ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/03/31 09:00

認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(2)

(続き)・・認知症を招くこれら疾患のうち、50~60%を占める多数派はアルツハイマー病です。従って認知症対策の大半は、アルツハイマー病をいかに防いで治療するかで占められているのです。但し脳血管性認知症も約15%を占めており、半身麻痺などの後遺症の影響も大きいことから、これへの対策も重要です。さらにアルツハイマー病と脳血管性認知症とが合併する場合もあり、事情を複雑にしています。   一方で高齢者...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/03/27 09:00

認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(1)

我が国は世界一の長寿国であるだけでなく、どの国よりも急速に高齢化が進行中です。健康で元気なご老人が増えるのならばとてもおめでたい話なのですが、実際には認知症の高齢者が急速に増加しており、社会問題の一つとなっております。2010年現在の段階では、国内の認知症の患者さんは220万人もおりますが、20年後にはその倍近い400万人にまで増えると予想されています。   高齢者が認知症になると記憶や思考、...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/03/23 19:00

骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(8)

(続き)・・運動や食事の取り組みによっても、急には骨が丈夫になる訳ではありません。時間の経過とともに加齢による骨量の減少が加味されるため、一生懸命に取り組んだとしても、骨粗鬆症の進行に歯止めをかけるのが関の山という場合もあるでしょう。仮に骨がある程度丈夫になったとしても転倒による骨折の危険が消えた訳ではありません。骨が丈夫になるかならないかに関わらず、骨折を招く転倒は何とかして回避したいものです。...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/03/18 09:00

骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(7)

(続き)・・次に骨を健康にし、骨粗鬆症や骨折を予防するような食生活について考えてみます。骨も含めた健康を手に入れるためにはバランスよく食べることが必要ですが、中でも大切な要素は骨の原料となる「カルシウム」の摂取です。それと並んで腸からのカルシウムの吸収を助けるビタミンDや、カルシウムの働きを助けるビタミンC、カルシウムと共通の働きがあるマグネシウムなどの栄養素の摂取も必要です。   現在の日本...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/03/14 09:00

骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(6)

(続き)・・それでは骨粗鬆症と予期せぬ骨折、それと関連した寝たきり生活から身を守るために、我々は具体的にどのような取り組みをすれば良いのでしょうか。それには日常活動で活発に体を動かすことと適度な運動、そしてカルシウムの充分な摂取を含む正しい食生活を構築することが大切です。また怪我や転倒を防ぐような日常の工夫や環境整備も同じように重要です。   まず日常活動と運動に関しては、歩く時間や距離、歩数...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/03/10 09:00

骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(5)

(続き)・・そのように常に作り直されている骨ですが、やはり年齢とともに衰えていくのは避けられません。加齢によって骨芽細胞の働きが鈍くなり、骨を形成する能力が低下することに加え、特に女性の場合は閉経後にエストロゲンが減少することで破骨細胞の活動が異常に高まり、骨が溶けるスピードが増して骨量が急速に減少します。男性も女性ほどではないにせよ、加齢に伴い骨が衰えていく傾向にあります。   それに加えて...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/03/06 09:00

骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(4)

(続き)・・次に挙げられる骨の機能は、筋肉の力を伝えるテコとしての役割です。我々が重力に負けることなく立っていられるのも、歩く、走る、投げる、などといった動作をスムーズに行なうことが出来るのも、筋肉が発した力を骨が滞りなく伝えているからです。例えばボールを投げるという動作は、大胸筋や三角筋など上肢の筋肉が発した力を、上腕骨や前腕の骨、指の骨などが協働して伝え、初めて成立します。   さらに骨に...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/03/02 09:00

骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(3)

(続き)・・骨粗鬆症は様々なタイプの骨折の背景となりますが、その中で最も寝たきりに至りやすい重症の骨折は「大腿骨頚部骨折」です。これは太ももの付け根部分の骨折で、95%は転倒が原因とされています。骨折した直後から脚の付け根の痛みと腫れが現れ、歩くことができなくなります。しかも大腿骨の頚部は不安定な場所のため治癒が遅く、最も寝たきりを招きやすい骨折として恐れられています。   骨粗鬆症は「椎骨圧...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/02/27 09:00

今からでも遅くない!自分と家族を守るインフルエンザ対策(3)

今からでも遅くない!自分と家族を守るインフルエンザ対策(3) (続き)・・インフルエンザの発症を防ぐ日常的な工夫に加えて、それを強力にサポートする治療法や健康法がいくつかあります。これらを継続的に行なうことによって、風邪やインフルエンザの予防のみならず、ガンや生活習慣病、アレルギーなど様々な病気の予防にもつなげることが可能です。   前回のコラムで食事と栄養バランスが予防のためには大切だと書きましたが、実は食事だけで栄養バランスを整えるのは難しいのが現状...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/02/25 14:00

骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(2)

(続き)・・廃用症候群とは、本来ある機能を使わなくなることによって、使えない状態になってしまう病的状態を意味します。例えば寝たきりになると筋肉を使わなくなりますが、1週間の安静で筋力は10%低下してしまいます。また関節は3週間の安静で固くなり、曲がりにくくなってしまいます。さらに心肺能力は3週間の安静で10%も低下すると言われています。この影響は消化器系や神経系など全身に及びます。   そのよ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/02/23 09:00

今からでも遅くない!自分と家族を守るインフルエンザ対策(2)

今からでも遅くない!自分と家族を守るインフルエンザ対策(2) (続き)・・インフルエンザを予防するのにワクチンが今からでは力不足であるとすると、我々はどのようにインフルエンザから身を守れば良いのでしょうか。それには大きく分けて、インフルエンザのウイルスを「体内に入れない」ための取り組みと、体内に入ったウイルスを「発症させない」ための取り組みが必要となります。   インフルエンザのウイルスが体内に侵入するのを防げれば、インフルエンザが発症することは決してあ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/02/21 09:00

骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(1)

現代の日本は世界有数の長寿国となっています。平均寿命は男性が80歳、女性が86歳で、男女ともに世界トップクラスの長寿を誇っています。その影響もあり、日本は人類がかつて経験したことのないような高齢化社会を迎えています。2015年には65歳以上の高齢者の人口が3000万人を超え、総人口に占める割合は25%にも達すると予測されています。   そのように国民が長生きをするようになるのは嬉しいことですが...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/02/19 09:00

今からでも遅くない!自分と家族を守るインフルエンザ対策(1)

今からでも遅くない!自分と家族を守るインフルエンザ対策(1) インフルエンザの流行が続いています。皆様方は大丈夫でしょうか?   国立感染症研究所感染症情報センターの推計によると、全国の医療機関に於けるインフルエンザの受診患者数は約201万人に上り、依然として200万人を超えています。 都道府県別では、大分の60.88人が最も多く、以下、石川(53.92人)、岩手(52.63人)、宮崎(52.15人)、鹿児島(52.09人)、埼玉(50.04人)、秋...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/02/17 14:00

上司の方々必見!著書「産業医が診た!上司のカルテ」出版ご案内

上司の方々必見!著書「産業医が診た!上司のカルテ」出版ご案内 皆さんこんにちは!風邪とインフルエンザが大流行りしていますが、皆さんは大丈夫でしょうか? 花粉症も地域による差はありますが、今週から来週にかけて本格的に始まりそうです。 体調管理には充分お気をつけの上、あやしい時には早めに医療機関を受診してくださいませ。   さて私は1月27日に、すばる舎リンケージから以下の著書を出版しましたので、ここに謹んでご案内申し上げます。  「産業医が診た!『上...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/02/14 19:00

体も心も元気になる!眼からウロコのセロトニン健康法とは(8)

(続き)・・心身ともに健康になるためには、ストレス対策と並んで「生活習慣の改善」が不可欠です。生活時間の乱れが心身をむしばむと前述しましたが、食生活の乱れも同じように危険です。最近は糖尿病などメタボリックが増加している原因の一つとして食生活の乱れが注目されていますが、心身症やうつ病、自律神経失調症など心の病が蔓延している背景ともなっています。心と食事とは一見して無関係と思われがちですが、毎日のよう...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/01/28 07:00

体も心も元気になる!眼からウロコのセロトニン健康法とは(7)

(続き)・・日の光を浴びて歩くのが良い理由はそれだけでありません。歩くことで目に見える風景が刻々と変化し、良い刺激が視覚として脳にインプットされます。現代人にストレスが多くなっている理由の一つは、パソコンなどの画面を見つめる作業が増えており、視覚が固定されたままになりがちだ、ということがあります。人間は近くのものを凝視し続けると交感神経が優位となり、ストレスがたまる傾向があります。遠くに目をやるこ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/01/26 07:00

体も心も元気になる!眼からウロコのセロトニン健康法とは(6)

(続き)・・すなわち我々がストレスに強くなり、少しでも快適に仕事や生活を営むためには、セロトニンを産生する神経の機能を向上させ、脳内の神経伝達を健全化することが最大のポイントの一つとなります。実はセロトニンが充分に機能していれば、ドーパミンやノルアドレナリンの暴走を抑えてくれさえするのです。それでは我々が日常生活の中でセロトニン神経の機能を強化しストレスに強くなる方法としては、どのようなものがある...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/01/24 07:00

体も心も元気になる!眼からウロコのセロトニン健康法とは(5)

(続き)・・さて我々がストレス源に晒された場合、その影響はどのように脳へ伝わってくるのでしょうか。ストレスの信号はまず上述の大脳皮質が感受します。その信号は次に脳幹の上の方にある「視床下部」に伝わります。ここは自律神経やホルモンの中枢とされており、その機能不全は自律神経やホルモンのバランスや恒常性に変調を来たします。強いストレスが視床下部の機能に障害を与えることによって自律神経失調症やホルモン異常...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/01/22 07:00

体も心も元気になる!眼からウロコのセロトニン健康法とは(4)

(続き)・・我々が環境の急激な変化や長時間労働などのストレス源に晒された場合、体や心にはどのような影響が現れるのでしょうか。そのために先ずは、ストレスの影響を真っ先に受ける「脳」の構造や機能を考えてみる必要があります。人間は進化の過程で大脳皮質を著明に発達させてきました。言語や抽象的な思考力、コミュニケーション力、想像力などの能力は、この大脳皮質の発達によるところが大きいのです。人間の人間たるゆえ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/01/20 07:00

体も心も元気になる!眼からウロコのセロトニン健康法とは(3)

(続き)・・例えば夜ふとんに入ってもドキドキして眠れない、上半身がカーッとする、などの症状は、交感神経が異常に興奮することにより発生します。反対に、朝の目覚めが悪い、血圧が低く立ちくらみする、などの症状は、副交感神経が異常に興奮することが原因です。そのように交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかないことが自律神経失調症の本態で、各臓器の器質的な病変がなくとも、自律神経の機能異常によって全身各部...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/01/18 07:00

体も心も元気になる!眼からウロコのセロトニン健康法とは(2)

(続き)・・さらに身体症状があり、検査をしても特に異常のみられない疾患として「自律神経失調症」が挙げられます。例えば頭痛やめまい、のぼせ感、動悸などの症状が次々と現れては消えるため、病院でレントゲンや心電図、血液検査などをしても特に異常が認められない、という事例が多々あります。多くのの場合、イライラ感や抑うつ感、不眠など精神症状も大なり小なり伴います。心身症と症状は似ていますが、検査をしても何ら異...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/01/16 07:00

体も心も元気になる!眼からウロコのセロトニン健康法とは(1)

内科医として日々の外来診療を続ける中で最近とくに感じるのは、「心」のトラブルが関係した病気や体調不良の方がたいへん増えている、ということです。内科外来に来られる患者さんは、腹痛や息苦しさ、頭痛、動悸、手足のしびれ、めまいなど様々な「体」の不調を訴えて来院しますが、よくお話を聞いていると、明らかに心の問題を伴っているケースが多いのです。現代医療に於いては、体と心をつい別々に捉えがちですが、実際には心...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2012/01/14 13:00

医師も病院も使い方次第!?賢い患者の「かかり方」入門編(5)

(続き)・・さて運よく自分に適した医師と出会い診察を受けることになった場合でも慢心は禁物です。少しでも良い関係を築き上手に診察してもらうためには、患者の側にも一定のルールやマナーが求められます。最近は不当な要求やわがままを病院や医師にぶつけてくる「モンスターペイシェント」の存在が問題視されていますが、それは極端な例としても、医師や病院スタッフ、他の患者に嫌われてしまっては治るものの治りません。 ...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2011/12/30 07:00

医師も病院も使い方次第!?賢い患者の「かかり方」入門編(4)

(続き)・・我々が体調を崩した時に先ずかかるべき医師に求められる資質として、基本的な診療の能力や技術が必要であることは言うまでもありません。内科であれば病気を診断し正しい薬を処方する能力、外科であれば手術の腕などです。但しこのような能力や技術だけでは患者と良好な関係を築き、遠くからでも患者を呼び寄せることは出来ません。診断能力や技術以外で必要な要素とは何でしょうか。   先ず大切なことは、患者...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2011/12/28 07:00

医師も病院も使い方次第!?賢い患者の「かかり方」入門編(3)

(続き)・・さて人気病院や名医が必ずしも最適の選択ではないというのは、どのような場合でしょうか。まず考えなければならないのは、人気のある病院は多くの場合、たいへん混み合っているということです。また各地から多くの患者が殺到し、また取材なども多数入るため、名医と呼ばれる医師はおしなべて多忙です。そのために順番待ちが多く、一人あたりにかけられる時間がたいへん短いため、丁寧に診察してもらえるとは限りません...(続きを読む

吉野 真人
吉野 真人
(医師)
公開日時:2011/12/26 07:00

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