保険の相談で多いケースですが、最近非常に多い共働き世帯で、妻に保険が付いていない、もしくは加入していても非常に少額な場合があります。ですがこれは、保険のかけ方として、明らかに間違ったかけ方だと考えています。確かに一家の大黒柱は「お父さん」というイメージはありますが、公的年金制度を踏まえた場合、ご夫婦の収入が同じくらいであれば間違いなく、妻に厚い保障が必要になります。なぜなら日本の年金制度は、「奥さん専業主婦」を前提として制度設計されており、「夫が万が一」に比べて「妻が万が一」の場合の公的保障が極端に低くなっているからです。
なので共働き世帯においては、「夫にはチョロチョロ」「妻には厚い保障」の生命保険を準備しておかないと、万が一の際、困る家族がでてくることになりかねません。
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