- 今入 亜希子
- USカレッジコネクション エグゼクティブディレクター
- 留学アドバイザー
オペアを志す皆さんのコミュニティーサイトを見ると、「エージェントは高額」「エージェントに依頼するのは無駄」というような意見を見かけます。
そのたびに心が痛む私です。
アメリカオペアプログラムについて言えば、「エージェント」という言葉とその本当の意味が正しく理解されていないと思うのです。今日はオペアにおけるエージェントの役割についてご説明します。
オペアエージェント
アメリカのオペアプログラムにおけるエージェントとは、アメリカ政府が認可した正規にオペアプログラムを運営できるアメリカの組織を指します。インターエクスチェンジをはじめ14の非営利、営利団体が正規にオペアプログラムを運営できる組織として認定されています。
つまり、アメリカのオペアプログラムを正規に参加しようと思えば、このエージェントを必ず利用しないといけないことになります。
一般的に「エージェント」と呼ばれている、日本のオペア登録サポートをする会社や組織は、厳密に言えばエージェントという呼びかたではなく、登録サポート会社ということになります。ちなみに、インターエクスチェンジは、オペア登録を助けるこのような人々を、インターナショナル・コーポレーター(IC)と呼んでおります。当社、オペアジャパニーズコネクションもICの一つとして、オペアを目指す日本人のサポートをする提携を取っています。
日本人オペアの登録サポートをするICは、その手続きサポート料金として、その会社ごとに手数料を請求しています。この手数料は会社によって自由に設定できるので、どこの会社・組織に依頼するかによって手続き料金は異なることになります。
ちなみに、オペアエージェントは、オペアには参加料金を請求することはありません。オペアの運営費は、オペアではなく、ホストファミリーが収めるオペアプログラム参加料金によって賄われているのです。オペアエージェントはオペアに対しては以下の料金を支払います:
オペアエージェントがオペアに対して支払うもの
- アメリカへの渡航費(片道航空券)
- インターエクスチェンジの場合には、ニューヨーク市内で行わる研修費と滞在費
- 滞在中の医療保険
- オペア任期を終了して帰国する場合には、帰りの航空券
さらに、オペアとしてアメリカに滞在中は、ホストファミリーから以下の義務が行われていることをオペアエージェントは確認します
アメリカ政府より、オペアエージェントが確認しなければいけないと規定されていること
- ホストファミリーより週給が毎週支払われていること
- ホストファミリーから授業履修にかかった費用が上限500㌦までサポートされていること
- オペアが年に10日程度とれるバケーション申請を、ホストファミリーが受け入れていること
- オペアが1週間に継続した1日半以上のお休みをとれていること
- オペアが規定時間以上働いていないこと
むしろアメリカでオペアプログラムに参加するのであれば、エージェントを経由して申し込む正規オペアを通すことがいかに重要かということがご理解いただけると思います。
アメリカのオペアエージェントの仲介役となる、インターナショナルコーポレーター(IC)を賢く選び、安全で充実したオペア生活を送ってくださるのが、オペアジャパニーズコネクションの心からの願いです。
オペアプログラムについて、エージェントやインターナショナルコーポレーターの役割についてご質問がありましたら、どんな小さなことでも遠慮なくお問い合わせください。また2013年1月27日に開催するオペア説明会にもぜひともご参加ください。もちろん無料です。
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