ゴルフ・テニスアカデミー選択時の注意点

近い将来、お子様をアメリカのゴルフ・テニスアカデミーに入学させたいと御希望の保護者の方も多いと思います。

さて、アメリカに多く存在するスポーツアカデミーの中でどこを最終的に選べば良いのでしょう？

知名度

全米で有名なスポーツアカデミーは、いくつかあります。日本の方にも名前が挙がるぐらい有名なところはやはり、魅力的です。ただし、知名度が高く、さらに大きなアカデミーですと、トップの学生には力を注ぐが、それ以外には目が行き届かないということもあるかと思います。さらに、知名度が高いアカデミーは、料金も高いという事実は否めません。

 アカデミーのサイズ

「学生の数をあえて大きくしない」とこだわるアカデミーもあります。これは質を落としたくない。一人一人の学生に個人指導に近い形で教えていきたいという意図があります。数をいれてその学費で利益を得るのも方法ですが、一人でも多くの学生を、力のあるレベルに押し上げ、ひいてはそれが評判になってアカデミーのレベルが上がる。ここもアカデミーにとっては重要なことなのです。スタッフがどのぐらい熱心なのか、ひとりひとりの学生をどれだけ知っているか、そんなことも吟味する必要があります。

 アカデミックサポート

将来的にアメリカの大学にスポーツ奨学金を得て入学したいという夢がある場合、特にこのアカデミックサポートは重要です。フルタイムの学生は学生ビザで渡米した場合には近郊の中学・高校、あるいは独自にアカデミックプログラムを持っている場合には傘下の学校に在籍することになります。学業の教育の部分がしっかりしているか、進学サポートはどれだけしっかりしているかも確認します。アカデミーの中にも、スポーツ進学を実現させるために、大学スポーツチーム・コーチにアプローチをかけてくれる、進学担当がいるはずです。アカデミーと中学・高校がどのように連携して学生たちを大学進学に導いているのか、確認しましょう。

料金

スポーツアカデミーにフルタイムで在籍するのは、安いとはいいません。スポーツアカデミー在籍に加え、中学・高校への入学も必要となります。アカデミーにより、中学・高校により料金も変わってきますので、お値段もしっかり比較しましょう。なお、フルタイムと言った場合、1年間12か月ということではなく、通常秋学期と春学期、9月から翌年5月末までがアカデミックイヤーとなります。その後3か月程度の夏休みとなります。この夏休み中も引き続きアメリカに滞在する場合には、その分の料金が別途かかります。また中学・高校によっては、サマープログラムや補習を行うこともありますので、参加の場合には別途料金がかかることになります。

• フルタイムのアカデミーに在籍する料金
• 中学・高校の学費
• 夏滞在する場合の料金
• トーナメントなどに出る際の料金の目安
• 学期中の長期週末（サンクスギビングや春休み）の滞在が込みか別途か

このあたりをしっかりと確認する必要があるでしょう。

アカデミーを決める際には、一度現地を訪れてスタッフを会って話をすること。英語に自信がないという場合でも、「見る」ということが重要です。