寒暖の差が激しい日々が続いていますが、日差しもだんだん強くなり、春への歩みを感じる今日この頃です。
先日、紋章の彫刻を納めてまいりました。門の格子にケヤキの紋章をはめ込んだものです。
元来家紋とは、平安時代初期からの歴史があり、公家が使っていたものが武士に及び、旗に紋を入れて敵との区別を図るようになりました。明治時代になるまで庶民には苗字がなかったため、家紋で自分の出身を明らかにしていたようです。「エンブレム」と言われるもので西洋貴族が用いていますが、日本では庶民にも拡がったようです。家々の伝統を子孫に伝えるというだけでなく、日本の美としても大切にしていきたいものです。
もしかすると、その人ならではのルーツや人柄を示すようなオリジナルブランドデザインが、今後出現するかもしれませんね。