- 下村 豊
- 株式会社CSプランナー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
結婚しない男女、少子高齢化する日本の現状を考えると当然の流れでしょう。
一方、昔から住む地域の住民は、単身用マンションが立つことにより、地域の治安やモラルが悪化するということで反対の声も根強い。
では、単身用マンションは、必要がないのだろうか。
残念?ながら、今後、さらに増えざるを得ない。
単身者の住まいに、3つも4つもの部屋は要らない。
日中は、ほとんどの部屋が無人になるマンション、防犯設備は、他のマンションより完備する必要がある。
そして、昔なら単身者といえば若者と限られていたが、現在からこれからは、40代、50代以降を含め高齢者の年代までが住むことを考慮しなければならない。
単身者が増えることを想定すると、
従来のマンションのように敷地内駐車場は要らなくなる。
必然的に、交通の便が良いところに集中する。
近くには、単身者向けの少量商品を拡充した店が出来る。
単身者であっても自動車免許を持っている層が増え、カーシェアリングのニーズは増える。
50代までのマンションは永住することは考えにくく、頻繁に住民が入れ替わることが想像できる。
そして、バリアフリーなどの高齢者向け設備を備えたマンションと二分化する。
こんなことを想像すると、何が求められてくるかが、おぼろげながら分かってくるのではないか。
全てにおいて、(これからの時代の)流れを読むことが大切になっている。
話は変わるが、以前のブログで吉野家は牛丼に特化したほうが良いと述べた。
今日の日経新聞に、「築地吉野家」という250円の牛丼専門店を新規出店したというニュースを見た。
値段を、すき家、松屋より低価格にしたのはいただけないが、牛丼に特化したのは正解だと思う。
吉野家の強みは、元来の牛丼にこだわることだ。
他の牛丼より、昔ながらの吉野家の牛丼は美味しい、また食べたい、を守るべきだ。
さらに、牛丼にこだわって、製法や人員、店構えを考えれば、コストパフォーマンスも他より強くなるはずだ。
ぜひ、新規「吉野家の牛丼」には頑張ってほしいと心から思ってやまない。
貴社の強みを活かせる商品をいっしょに考えます。お気軽にご相談下さい。
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