- 荒木 勇
- 株式会社アラキ工務店 代表取締役
- 京都府
- 工務店
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
土間配筋のかぶり厚
左の写真はベタ基礎の土間コン打設前の状態です。
外周部の立ち上がり枠と一体で打とうとしています。
防湿シートの上に茶色の矢印がありますが、これは、「サイコロ」と呼ばれる嵩上用モルタル片です。
サイコロには4cmのものと6cmのものがあります。
建築基準法上は6cmのものを使うようになってます。
サイコロの数が少ないと、たわんでしまって、所定の強度(かぶり厚)が確保できません。
基礎をするときは、信頼できる鳶さんにお願いしている場合でも、現場にいって、メジャー片手にいろいろと「いちゃもん」つけるようにしています。(^^ゞ
そうすると施工品質がアップします。
立ち上がり配筋のかぶり厚
立ち上がりの方が気を使います。
というのは、土間打の時に立ち上がりの配筋も一緒にいれてしまうので、あとでなかなか調整が効かないからです。
立ち上がりの基礎の厚み(写真黄色ライン)は12cmか15cmがほとんどです。
でも、建築基準法上はかぶり厚4cm以上必要です。
横筋と縦筋の太さを考慮すると、12cmの場合かなりがんばって真芯にいれないといけないので、結構神経を使います。
そんな手間を考えるくらいだったら、最初から厚15cmでやっといたほうが監督(私)にやいやい言われないですむので楽チンです。
(生コン代かかりますが…)
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こういう施工精度については、弊社常務がかなりうるさいです。「メジャー男」と呼ばれています(ホント?)。
ではまた、次回をお楽しみに
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