- 小島 忠嘉
- カナヤホーム・レジデンシャル株式会社 代表取締役
- 東京都
- 建築プロデューサー
対象:新築工事・施工
皆さん、こんにちは。
先日、スマートハウスについて、その言葉の認知度のアンケートが行われました。
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リクルート住まいカンパニーの調査によると、スマートハウスの認知率がこの1年間で大幅に上昇していることが分かった。注文住宅の建築者や検討者を対象に聞いた。
「名前だけは知っている」割合は、2011年調査時は29.6%だったが、2012年には58.7%に、「内容まで知っている」も11.5%から28.5%に増加した。
同社では「CMに加えて、住宅展示場にもスマートハウス仕様のモデルハウスが増えているためではないか」と見る。
また、スマートハウス化のための追加許容コスト(平均)を聞いたところ、既に建築した人は244万円、検討者は240万円だった。
同調査でのスマートハウスの定義は次の4点。
「省エネ等級4またはトップランナー基準または次世代省エネ基準をクリア」
「太陽光発電・家庭用燃料電池エネファームなどの自家発電装置を使用」
「鉛・リチウムイオン・PHVなどの電気をためておける仕組みがあること」
「HEMS(ITを使ってエネルギーを集中コントロールする機器で電気の利用状況が可視化されていること)
http://www.asahi.com/housing/jutaku-s/JSN201211160001.html
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しかしながら、大手ハウスメーカーは良いとしても、中小の工務店レベルでは太陽光発電システムの搭載はできるとしてもスマートハウスとなるとまだまだ実現は程遠いレベルにあります。
そして、その重要な要素であるHEMSと言ってもただ使用電力量や発電量がいまどのくらいになっているか見るだけのシステムばかりで、内容はプアと言わざるを得ないレベルだと考えています。
小職の会社では、過去培ったIT技術を結集して電力のみならず水(湯)、ガスなどの使用エネルギーを制御できる一歩踏み込んだHEMSの開発に取り組む計画をしています。
多くの人とリソース、さらに時間は掛かりますが上手くプロジェクトが進むことを祈るばかりです。
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