- 藤島 淑子
- 株式会社インディプロス 代表取締役/コンサルタント
- 経営コンサルタント
対象:ビジネススキル
たとえば組織の中の問題を解決し、雰囲気をよりよくしたいとき
たとえば人間関係で悩み、何か良い突破口を見つけ出したいとき・・・
なかなか良い解決策が見出せず、立ち往生してしまうことって
ありますよね。
そんなとき、どうしますか?
解決の方向性が見えないときの、一番大きな原因は、実は、「事実不足」
であることが多いと思います。
先が見えないときには、問題や課題にまつわる事実を徹底的に集め直してみる。
つまり、
・できるだけ沢山の情報を集める
・できるだけいろんな立場の人から話を聞く
・定性情報も、定量情報も徹底的に集める
そうやって、「事実」をちゃんと見つめていくことが、問題を解決してく
上で、一番の近道なのではないかと思います。
注意しなくてはいけないのは、自分で勝手に解釈を加えないこと、
そして、勝手にわかった気にならないこと。
徹底的に、「事実」だけをまずは集めること。
実は今、あるプロジェクトで、とある会社の組織・人に関する課題の全体像
を把握するため、ヒアリングを行っています。
最初に何人かのお話をうかがうと、漠然とその会社の全体像が見えてきます。
でも、それでわかった気にならず、違う階層の人、違う部門の人など、
できるだけ多くの、いろんな立場の方からお話しを伺っています。
ヒアリングを重ね、情報がたくさん集まってくるにつれ、
その会社に対する理解が深まり、その会社の課題が、より深みを増して
見えてくるのを実感しています。
なんだか自分の考えが浅いなー。うまく問題を解決できないなー。
と感じている方は、ちゃんと必要な事実情報を確認できているのだろうか、
と、一度自問自答してみてください。
事実をちゃんと確認することが、問題解決プロセスでは一番重要なんですよね。