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勝てる目標を立てる。
これが、「人と比較されても満足できる為に、最低限必要な目標設定の考え方」です。
でも、高い目標を立てても、がむしゃらに頑張れば、勝てるという訳ではありません。
むろん、一生懸命に頑張らないと勝てる訳はないのですが、勝てるように頑張らないと、勝てません。
その最初のステップは、「現在地を知る」です。
目標に対して、今自分はどのレベルにいるのか?を知らねば、やりようがないのです。
今のスタート時点を具体的に認識できないと、ゴールまでの距離が測れません。
ゴールまでの距離が測れないと、評価期間内にゴールまで到達出来るかどうか、解る訳がありません。
この距離感を具体的に持たずに、がむしゃらに行動しても、ゴールに到達する保証はどこにもありません。
せっかく一生懸命に頑張って、「何らかの変化」を起こしたとしても、目標とは別の成果だったら・・・
よほどでない限り、それは評価されないのです。
では、どうやって現在地を測るのでしょうか?
ひとつ質問をしましょう。
例えば、「売上を目標とするならば、現在地はどう言う状況ですか?」
そう聞かれると、直近の平均月商や前月売上、前年比などを言われるかと思います。
いいでしょう。
では、次の質問です。「その売上はどういう風に構成されていますか?」
ここからが細かくなります。
「客数と客単価」は、どう言う状況ですか?
この客数と客単価に関して、色んな視点で比較をする必要があるのです。
① 曜日、時間帯別の前年比推移状況、前週比推移状況
② 同じタイプ(立地や客層構成など)の他店との比較
③ 客数を構成してる、客層の変化、違い
④ 客単価を構成している、商品単価や商品点数の変化、違い
まずは、これだけを見て、その差異を分析することが出来ます。
そして、その差異が何故起こっているのか?を調べます。
自店舗の何かが原因なのか?周辺環境の何かが原因なのか?
つまり、販売力の問題?競合環境の問題?それを探るのです。
そして、その原因を数値化してスタート時点とするのです。
あとは、その原因を改善していくか、原因をカバーする他のプラス要因を獲得するか?
つまり「戦略」を決めていく訳ですね。
このように、具体的に現在地を知らないと、行動も具体的にはなりません。
では、この続きはまた明日!
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