- 澤田経営研究所 澤田和明
- 澤田経営研究所 代表
- 群馬県
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
何事にも原理原則があり、それを無視しては命取りになることを経営者は忘れてはならない。
再建の目的は、「生き残り」である。「生き残り」のために、「財務リストラ」「事業リストラ」「業務リストラ」を経営者は腹をくくり、取り組んでいかなければならない。ここで躊躇していて倒産の窮境から逃れられる程、企業再生は甘くない。
ただし、安易な考えで、「縮小戦略、人員削減」を断行し、結果的に、機動力の低下、従業員のモチベーションの低下を招き、どうにも動きが取れなくなるというケースもある。
企業再生においても原理原則に沿って進めていかなければならない。
リストラの基本構成
「財務」…貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)
B/Sの資産・負債の圧縮と資本の縮小を図り、キュッシュフロー経営に転換できるか?
「事業」…マーケット
不採算部門の切り捨て、成長性のある市場と収益性のある事業・部門への選択と集中により、
経営資源の再編を行い、事業再生ができるか?
「業務」…人財とマネジメント
経営者・従業員の意識改革と業務プロセスの改革を行い、利益を生み出す組織・人財・マネジメン
ト力を構築できるか?
<次コラムへ続く>