繰上げ返済の思わぬ落とし穴 - 公的年金・年金手続 - 専門家プロファイル

山中 伸枝
ワイズライフFPコンサルタント 
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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繰上げ返済の思わぬ落とし穴

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まとまらないお金の運用:住宅ローン編
元利均等返済での挽回方法は、計画的な繰上げ返済というお話を前回しました。

でも繰上げ返済には、思わぬ落とし穴があるのです!!

そう、俗に言う「繰上げ貧乏」(誰が言っているのか知りませんが・・・)

繰上げ返済すると当然ながら、手元のお金がなくなります。いままでコツコツと貯めていたお金を、借金返済に充てるので当たり前ですが、「私のお金」ではなくなります。

繰上げ返済をすると、70歳まで払わなければならなかったローンが68歳、65歳・・・と完済時期が早まったり、支払わずにすんだ利息は○○○万円!と結構大きな金額で表示され快感!です。

っで、ついついはまってしまい、教育資金や老後資金やらに充てるはずのお金まで繰り上げてしまい、やれ保険を解約だ!のキャッシングだ!のと本末転倒になってしまう方も中にはいらっしゃるのです。

それに繰上げ返済には手数料がかかります。コストを考えると、ちょこちょこ繰り上げ返済するよりある程度まとまったお金で繰り上げする方がメリットがあります。

でも実際には、そのお金を貯める速度と利息軽減効果「元利均等返済では、繰上げ返済は早い時期に行えば行うほど効果大」を考えると、悩みどころです。

それと盲点になりがちなのが、繰上げ返済の時期。冬のボーナスでドーンと繰り上げをしようと思っている方!ちょっとまって。

もしかしたら、住宅ローン控除を受けていませんか?だったら、繰上げ返済は1月にしましょうよ。12月末の残高x○%が税金控除ですよね。そしたら年末の残高はちょっとでも多い方が税金お得ですよ。

せっかくの挽回の切り札「繰上げ返済」に落とし穴があったとは・・・なんとかならないのでしょうか?

その解決策は次回!