原状回復とバージョンアップの違いは?
これを理解されていない大家さんが非常に多いです。
原状回復とは、
入居者が入居する前の状態に戻すことです。
通常の使用によって、当然生じるような損耗や汚損(自然損耗)は原則として入居者が負担する必要はありません。したがって、入居者の過失がない限りクロスの張替など請求することは原則的にできません。 (当社は、『喫煙者のクロス交換は入居者負担とする』と特約*1を定めています)
入居者の過失によりドアチャイムが壊れた ⇒ カラーモニターインターフォン設置
この場合は、バージョンアップになりますので入居者に請求することはできません。
入居者に請求できるのは修理代位です。
バージョンアップ
ウォシュレットや浴室暖房器、浄水器、食洗機、IHクッキングヒーターなどが女性の入居者の要望が高いですね!
住環境研究会の調査によると賃料がアップしてでもほしいものは以下の通りです。
シングル
1. エアコン
2. 居住スペース8帖以上
3. ペット
4. 楽器の演奏
5. ジェットバス
ファミリー
1. 楽器の演奏
2. ペット
3. 床暖房
4. エアコン
5. 独立洗面所
上記を満たすと3600円から5100円の家賃アップが見込めます!
Ex1.
エアコンをつけてあげて家賃が仮に1000円だけのアップだとしても、50000円のエアコンを設置して10年間利用した場合は、利回り24%です・・・
Ex2.
床暖房設置費用が、仮に30万円場合でも、床暖房の家賃アップ可能額は4349円となっていますので、4000円アップで考えても、利回り16%となります。
差別化するには安い金額だと思います・・・
今後の金持ち大家さん(R)実践塾では、修繕をテーマに開催したいと思います!
アパート・マンション経営のことなら
*1特約で定めたことは全て認められるわけではありませんが有効です