- 澤田経営研究所 澤田和明
- 澤田経営研究所 代表
- 群馬県
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
「自力経営」、わかりやすそうではあるが、本当の意味を理解している経営者はどのくらいいるだろうか。
「自力経営」、それは、経営コンサルティング支援を必要としない企業体質に変革すること。当たり前のようなことであるが、経営コンサルティング支援を必要としない企業体質とは、どのような企業体質をいうのだろうか…。
企業が存続している本質は、その企業が提供する商品やサービス(価値)を社会や市場で認められるということである。社会や市場で認められるには、社会や市場のニーズにマッチした商品やサービス(価値)を提供する「事業力」と、その事業を継続的に運営して利益に結びつける「組織力」とキャッシュ=「財務力」が不可欠である。
これらを再構築し「勝ち組」へと変革する。そして二度と倒産の危機に瀕することのないような経営ができるように成長することが「自力経営」の目的である。
「自力経営」に至るまでの過程には大変な苦労と困難が待ち受けている。企業を甦らせることはそう簡単なものではない。企業経営に携わるすべての人々の力を結集し、必ず再生するという強い信念の元に、正しいやり方で各段階での一歩一歩を確認しながら進んでいかなければならない。
企業経営に係わるすべての人々、顧客、株主、経営者、従業員、関係会社、金融機関等の各々が協力或いは自分の責任の取り方を認識し、「企業再生」を果たさなければならない。
どんなことがあっても会社は潰してはならない。特に経営者は、このことを肝に銘じておくべきである。
<次コラムへ続く>