個人情報保護法の扱いについて - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

葉玉 義則
ニューボイスジャパン株式会社 代表者
キャリアカウンセラー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:キャリアプラン

竹内 和美
竹内 和美
(研修講師)
宇江野 加子
宇江野 加子
(キャリアカウンセラー)
藤原 純衛
藤原 純衛
(転職コンサルタント)
宇江野 加子
(キャリアカウンセラー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

個人情報保護法の扱いについて

- good

  1. キャリア・仕事
  2. キャリアプラン
  3. キャリアプラン全般
人事の種明かし
個人情報保護法の施行に伴い、人事としては、やりやすくなった
部分と、やりづらくなった部分があります。

やりやすくなった部分は、元々、個人情報の保護に関し、細心の
注意を払う部署ではあっても、若手のスタッフからすれば、秘匿
事項の開示を拒否する上で、以前は社内の人間関係を気にして、
ストレスを抱えがちだったのが、この法律を盾にする事で、理解
をしてもらいやくなった、等々です。
  
やりづらくなった部分としては、過激に反応するケースが増え、
円滑な人間関係を築く上での(問題のない範囲の)オープン情報
についても使用が制限され、社内外のコミュニケーション促進に
支障をきたすようになった事、等々です。  
   
個人的な見解としては、本来、常識の範囲で対処するべき事項が
対処できない程、人を欺く多くの詐欺事件が頻発し、法律で解決
を図ろうと試みた結果が、この法律なんでしょうが、運用面での
フォローやリーダーシップを国や行政が取れないがために、本末
転倒な事例も増えてきているのでは、と思っています。
  
法律は法治社会では必要なツールですが、それはあくまでツール
であり、本来の主役は人間なわけですから、如何に運用の仕組み
に幅を持たせるか、国や行政は知恵を絞ってほしいものです。

人事として、守秘義務事項の順守は、絶対に不可欠なものであり、
ここのラインで信頼を失っては、経営陣にも、社員にも、あいそ
をつかされ、お役御免となるのは間違いありません。

そういった信頼関係の中で、社内外の制度に配慮しつつも、人間
的な側面を失いたくないと思うのは、人と相対する仕事が持つ性
(さが)なのかもしれませんね。