ビジネスをしていれば当然その業界とか、世の中とか自分が舞台とするところのルールというものがあります。
このルールというもののとらえ方を見ていると、成果が出る出ないという部分において大変興味深い”属性”を見て取ることができるようです。
そこでまずは、世の中の人を ”ルール” という側面から5段階に分けてみたいと思います。
Level1ルールを知らない人
このままでは土俵にすら立てない感じです。
手を使ってはいけない、というルールを知らずにサッカーはできませんというか、サッカーにならないでしょう?
まずは自分の業界やビジネスの原理原則としてのルールを把握するところから始めないと、なぜ上手くいかないのか、なぜ損をしているのか。
いや、損をしていることにすら気付けない可能性があるという最も気をつけなければならない状況です。
Level2:ルールを尊守する人
一般的な人ですね。ルールは守りましょう。
こんな言葉もあります。
ルールは守るもの。常識は破るもの。
by ジョージ・バーナード・ショウ
これはとても大切で私も好きな言葉でもあります。
ただしそれだけでは少し足りない面があることも否めないように思います。
いや、足りないというよりも、「常識を破る」という考えを少し掘り下げる必要があるのかもしれません。
その常識を良くも悪くも破った人たちが、Lvel3以降の人になりそうです。
Level3:ルールを破れる人
これは無法者に成れと言っているわけではありません。あしからず。
ルールというのは人がその時の状況、時勢などを考慮して、過去に定めたものです。
現代のように変化の激しい時代の場合、ともすればルールそのものが古くなっていたり、機能しなくなることもしばしば。
そんな時に、既製のルールに囚われていては、沈みゆく船と共に海の藻屑と消えてしまうでしょう。
必要であればルールを破る強さも必要になることもあるでしょう。
ただし、法律を犯すなどは論外です。
Level4:ルールのスキを突ける人
ルールは人が創ったものであり、常に完璧とは言えません。
グレーゾーンであったり、オチや漏れが必ずあります。
ルールのスキを突ける人は、この危弱性とも言える抜け道を見つけることが出来る人達です。
こうなってくると、周囲に対して圧倒的強さを誇れます。
ルールを破るよりもよりスマートですね。
Level5:ルールを創った人
Level1~4の人々は、このルールを創った人(ルールメイカー)を前提として活動せざるを得ません。
ルールのスキを突ける人ですら、それを禁じ手にされてしまえば打つ手を失います。
ルールを創った人は、自分の都合に合わせてルールを作り、さらに自由自在にルールを作り替えることができるからです。
よくGoogleのことを神と言ったりしますが、検索エンジンを使う以上、Googleがルールメイカーであり、Googleに逆らえば消えるのみ。
これがルールを創った人の強さと言えます。
■ビジネスとして考えてみると
これをビジネスで考えるならば、やはりルールを創る側になりたいものです。
大きな話に聞こえるかもしれませんが、あながちそうとも言えません。
その方法の1つは自分でコミュニティを創ること。
会員制コミュニティなどを創ることできれば、創った人がルールメイカーです。
コミュニティをリーダーに成ることで、様々なモノゴトをコントロールすることができるようになりますが、それは結果的に収益をコントロールすることにも繋がるのです。
物販であろうと、サービス業であろうと、コミュニティを作ることはとても効果的で強固なビジネスの土台になります。
ビジネスにコミュニティの要素を取り入れることは、これからの時代大きなアドバンテージをあなたにもたらすことに成るでしょうね。
人生”自由自在”
野本愛貴
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