- 相澤 英宏
- 有限会社A.I.JAPAN 日本初廃車コンサルタント
- 経営コンサルタント
対象:財務・資金調達
車は一般的に見たら家に次ぐ大きな買い物です。
もし、景気が悪くなり生活費を切りつめたいと行ったときに家を売却するのは簡単ではありません。
しかし、車は家を売るよりもずっと簡単に現金化できます。そう言う理由もあって不景気な時には売る方が増えてきます。
昔、オイルショックと言われた景気の悪化した時代も車は売る人が増えました。
買取専門店にも沢山の入庫があったのです。
しかし、当時は買い取った車の転売ルートが不安定だったので買取専門店も次々と倒産していきました。
そして、バブル崩壊後、同じように不景気が押し寄せてきて車を売る人が増えました。
車の買取専門店は沢山買い取りを実施しました。
さて、買い取った車を転売するルートはどうなっていたのでしょう?
バブル崩壊後にはすでに車のセリ市場が整備されていました。
全国に北は北海道、南は沖縄まで150か所以上にもなるセリ市場ができていたのです。
セリ市場はオークション会場と呼ばれ、株式を上場するほど安定した規模の事業体も相次ぎました。
その結果バブル崩壊後は車買取専門店も次第に体力をつけ、認知度も向上し、全国に広がりました。
昔は転売先がなかったものがオークション会場のお陰で安定した転売が可能になったのです。
今の車買取専門店のビジネスモデルのバックボーンがこうして出来上がりました。
今後もこの背景がある限りこのビジネスモデルがなくなることはないでしょう。車買い取り業界のマメ知識でした
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