中古住宅を買う場合、建築士に同行してもらって建物を調査してもらう事をお勧めします。
素人では判断し辛い建物表面の変化から建物内部で何が起きているか、内科医が診察するように建物を見てくれます。また、それ以前に少し知識があれば、建築士に見てもらう以前に、見てもらうに値する家かどうか自分で判断出来ます。
(1)建築確認書・検査済み書が残っているか
中古住宅が、新築時に合法的に建てられていたかどうかを判断する書類です。これが残っていれば合法的に建てられた証しになります。また、新築後増築や改造がなされているのかどうか判断する事も出来ます。新築時に合法であっても、後の改造で強度に問題があったり建物の維持管理が難しくなる場合があります。
(2)建設住宅性能評価書を取得している物件か
建設住宅性能評価書を取得していれば、フラット35S(中古住宅タイプ)を利用出来る可能性があります。フラット35S(中古住宅タイプ)は銀行金利を国費で一部負担する制度で返済が楽になります。
(3)床下・小屋裏が点検可能か
戸建て住宅の場合、良心的な造りをしている建物は、維持管理用に床下や小屋裏が点検できる様になっています。建物の舞台裏を覗かれて拙い家はそう云った点検口を設けていません。
フラット35S(中古住宅タイプ)を利用する際も、木造住宅であれば点検口があることが必須条件となります。
JHLでは、中古物件の調査サービスを行っております。お手頃な物件が見つかったものの、建物の構造や耐久性が今ひとつご不安な方は是非ご利用下さい。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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このコラムに関連するサービス
住宅性能表示制度や長期優良住宅やエコポイントにも対応する、環境とお財布に優しい住まいの提案
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- 無料
経済的な熱損失計算(性能基準)で、次世代省エネ基準を取得できる提案をします。
構造等級3を基本にご相談いたします。木造三階建て等で行う応力度計算も自社で行いますので、意匠と構造の齟齬がありません。
また、IAU型免震住宅設計資格取得者として、免震住宅等の相談も行っています。
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