9月も半ばを過ぎると、朝夕は大分涼しくなって来ます。
食事を済ませてくつろいでいますと、窓から虫の声と共に涼風が入ってきます。クーラー無しで過ごせる季節がやっと来たのですが、物騒と云う理由で寝る時はまた窓を閉めます。すると途端にクーラーのお世話になる・・・・
クーラー無しでなんとか快眠出来ないものか、色々考えました。
最も簡単なのが窓を開けて雨戸を閉める方法。雨戸は窓ほど気密性が良くありませんので、冷気が入り込み換気扇を回す程度に空気が入れ替わってくれます。
雨戸が無い場合は、部屋のドアを開けます。一階で寝る場合は二階廊下の小窓を空けてやると重力差で冷気が小窓から入ってきます。
二階で寝ている場合は窓を開けてもそんなに物騒ではありませんが、外に足がかりがあって侵入される恐れのある場合は、ホームセンターに行けば窓を少し開けたまま固定出来る鍵が市販されています。
それでも暑い場合は、台所の換気扇を回しっ放しにして、室内を負圧にします。すると家のあちこちの隙間から冷気が入ってきます。
締め切るとまだ寝苦しい夜も、工夫一つで快適な夜になります。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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経済的な熱損失計算(性能基準)で、次世代省エネ基準を取得できる提案をします。
構造等級3を基本にご相談いたします。木造三階建て等で行う応力度計算も自社で行いますので、意匠と構造の齟齬がありません。
また、IAU型免震住宅設計資格取得者として、免震住宅等の相談も行っています。
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