- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
この住宅は築200年以上経っている古民家で、代々、大切に住み継がれています。
昭和60年ぐらいに大改修を行い、キッチンを新しくし、増築を行いました。
それから25年ほどが経ち、キッチンも大分古くなって、扉が壊れてきました。
以前は壁付けのキッチンでしたが、それでは食卓に向かって作業することができず、奥さんは家事中に孤立感を感じていたそうです。
そこでせっかく新しくするのだから、もっと居心地の良いキッチンにしたいとご相談を受け計画がスタートしました。
アイランド型のキッチンにして、家事中でも旦那さんと顔を合わせながら作業ができるようにしました。ダイニングとリビングの床には床暖房を設置し、冬でも快適に過ごせるようになっています。
また、改修前の意匠を大切にして、レンジフードの配管ルートを検討し、床も無垢材を使用して、こだわりのある空間となりました。