- 斎藤 利
- 東京バレーボールアカデミー 代表
- 東京都
- スポーツインストラクター
対象:スポーツ指導・トレーニング
- 斎藤 利
- (スポーツインストラクター)
- 石本 工
- (健康運動指導士)
以前にも少し書きましたが、
スポーツという枠組みの中で考えたとき、
「正しい方法」
「間違った方法」
「絶対~」
などという言葉は、必要ないと考えています。
むしろこういった言葉は 「悪」 であると感じています。
当然、ルールを守った上で取り組んでいることを前提としています。
たとえばスパイクの打ち方を例に挙げてみます。
反則なものは別として、
打ち方で 「正しい」 も 「間違っている」 もありません。
あるとすれば、本人の希望する打ち方をマスターするためには、
という条件付きならばわからなくもありません。
個別指導の場面で、
「正しい※※を教えてください」
といわれる場面がありますが、
「○○さんがやりたいことにとってより良いのは~」
「○○さんによりおすすめなのは~」
などと表現を変え、言葉を選ぶようにしています。
正しい~、間違った~、絶対に~
こういった表現は断定しすぎてしまうだけでなく、
遊びの部分やほかの可能性を潰してしまいます。
こういう表現を特に指導の場で使うことは、
とても避けたいことなのです。
子供を指導するとなれば尚更です。
選択肢を奪いかねませんし、
考えることを奪ってしまいかねません。
大人に対しても少なからずそうでしょう。
「絶対に~です!」
と言われてしまうと、ほかの方法や意見、発想すべてを拒否してしまうことになります。
正しい身体の使い方 ⇔ 間違った身体の使い方
正しいパスのやり方 ⇔ 間違ったパスのやり方
正しいスパイクの打ち方 ⇔ 間違ったスパイクの打ち方
これらすべて、指導の場で使うべき言葉ではないと思います。
少なくとも東京バレーボールアカデミーでは、
そういう発想で指導は行っていません。
それは個人個人で特徴やできない原因も違いますし、
同じように取り組んでもできるできないの範囲も違ってきます。
指導の相性もあるなどと言われていますが、
こういった指導に対する考え方や実践方法というところで、
相性というのはあるのかもしれませんね。
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