投資銘柄情報2012/09/03号

●ゴールドウィン（８１１１）
本日終値５０２円（＋４２円）。スポーツウェア、用品中堅。本質的好材料がディスクロされた形跡は見当たらないが、３営業日前に株価は出来高を伴い日足大陽線が出現。その際に大量の空売りを誘い込んだ模様で、日証金ベースでは取り組みが貸借倍率０．０５倍となっている状況。株価は続伸となってきており、現上昇トレンド継続となるようだと信用取組面からの需給妙味も。本年高値５６２円を付けた日の信用取引絶対期日も今週末に到来となる事で、日柄調整は十分。これより高値５６２円奪回より一段高の波動入りとなる可能性があり、ここは押し目買いで対処したいところ。

●アクセル（６７３０）
本日終値１８２５円（＋２０円）。描画表示、音源用ＬＳＩのファブレスメーカー。７月２５日引け後に２０１３年３月期業績予想の上方修正（当期利益８億→１３．５億）を発表を発表した事が刺激材料となり、翌営業日に株価は当面の安値圏より急騰。その後は市場全体動向に殆ど影響を受けず、緩やかな上昇波動が継続となっている状態である。今期予想ＥＰＳ１０８．８５円（従来予想６４．５円）といった事で株価水準に特別レシオ面からの割安感は無いが、現トレンドに過熱感が無い事からは当面上値追い継続となりそうな雰囲気。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい。

●日本調剤（３３４１)
本日終値２４９５円（＋７３円）。調剤２位。７月３１日引け後に発表となった２０１３年第１四半期業績が当期利益で前年同期比９６．６％減となった事を嫌気し、翌営業日に株価が急落。ただ通期業績予想におけるＥＰＳは５３５．５６円といった事で、レシオ５倍割れとなる２４００円処では下値硬直性が出ている状況。現在株価は当面の安値圏での推移となっているが、ここに至って下降する２５日移動平均線との乖離が縮小となってきている事で、これより短期トレンド反転となる可能性あり。仮にトレンド陽転となるようだと、８月１日急落の際に空けた日足チャート窓埋めとなる２９３０円処が狙い。

●富士急行（９０１０）
本日終値５０６円（＋２円）。静岡、山梨など富士山麓の別荘、リゾートが地盤。特別好材料は見当たらないが、株価は５月３１日安値４３２円を底に緩やかな上昇波動が出現中。８月中旬よりは今３月高値５０８円を抜けてきており、年初来高値更新となっている状態。株価水準にファンダメンタル面からの裏付けは無い事もあり、上昇トレンド過程において信用空売りが増加傾向となっており、現ディスクロでは買い残４万株、売り残６９万株で貸借倍率０．０５倍の売り長となっている状況。上昇トレンドが依然継続となっている事からは、５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい。

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