- 荒木 勇
- 株式会社アラキ工務店 代表取締役
- 京都府
- 工務店
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
鉄筋屋 「疲れた・・・ あと、補強筋いれなくちゃ・・・」
木造2階建住宅の基礎工事です。
財団法人「住宅保証機構」の「性能保証住宅設計施工基準」にのっとった配筋をしています。
仕様書によると「立ち上がりに開口を設ける場合」は、
1)人通口の開口幅は600mm以下とする
2)補強はスラブ鉄筋の中間にD13の鉄筋を1,000mmの範囲に配置すること
3)スラブ背筋がダブルの場合は、上下共にD13の鉄筋で補強を行うこと
4)立上りの下端は主筋を通すこと
とあります。
このうちの2)が曲者で、「1000mmの範囲に補強筋を入れる」とすれば、トイレ・洗面・浴室・階段といった水廻りは補強筋だらけになってしまします。_| ̄|○
開口を設けなければ補強は不要なのですが、各部屋に床下点検口を設けないといけないのでちょっと見苦しい・・・
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立上りに開口を設けるときは、このように大変なのですが、立ち上がりそのものをなくして、大引で床を組んでしまえば、一切補強はいりません(笑)。
たとえば、W1820の押入の引戸下など、ちょっとでも基礎を立ち上げると補強がいるのに、基礎をそもそも立ち上げないと補強が要らない理屈になります。
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建築って本当に奥が深いとしみじみ感じました♪
(株)アラキ工務店
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