【最強ビジネスモデル】少数派へのメッセージ。 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

星 寿美
プラウドフォスター株式会社 代表取締役
東京都
経営コンサルタント
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

【最強ビジネスモデル】少数派へのメッセージ。

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 新規事業・事業拡大
  3. 新規事業・事業拡大全般
 【最強ビジネスモデル】  2012.09.05 No.0454
===========================

続企業参謀
大前 研一(著)
講談社(1986/2/7)

あとがきの最後の7行に
しびれたのでシェア。

ここから↓

前作『企業参謀』において、うかつにも、私は
「手法」と見誤れるものにかなりのページを割いた。
私はそれを参謀の「道具」と呼び、実際に
その使い方を記述した。
意図したものは、その使い方ではなくて、
道具を使って行うところのプロセスの記述と、
プロセスの奥にあるものの考え方の記述であった。
数多くの読者からノウハウを公開してくれて
ありがとう、と感謝された。
ごく少数の読者は、ものの考え方について
の記述が非常に参考になった、と言ってくれた。

本書は、この少数派の人々を対象としている。

ここまで↑

なぜ、しびれたのか?

本当に伝えたい事、本質は、同じように伝えても
極少数にしか伝わらないのだ。

たとえば、大人気の講演会などに
招待されて行くと、そこに来ている
参加者の9割以上の人が、
「感動したり」「泣いたり」「やる気になったり」
しているが、本質を捉えていない。

そもそも、講演やセミナーや本などの
外部要因によって自分軸は、変わるものでない。

その自分軸は自己満足や狭い意味では
もちろんない。

本質を生きている人には行間を感じられても
表面的に生きている人には伝わらないのだ。

その事にすら気付かない、意識的ではない人
が大多数なので、問題もない、というわけ。

大ベストセラーも、
「ノウハウを公開してくれてありがとう」
という人で成り立っている。
極少数の人が本質を捉え活かす。

だから、

<その少数派のために「続編」を書いた。>

という部分がしびれた。

私も、いつも少数派のために書いている。
大多数に理解されなくても構わないのだ。

余談だが
この本の第一章がまた、しびれる。

たまたま大前さんの奥様がお留守の間
料理するためにスーパーへ買い物に行き
冷蔵庫にしまったり、実際に料理したりする
という日常から不良在庫だのなんだのと
経営に結びつけて説明がされている。

私も、何か特別な機会があるのではなく
何をしていても、誰といても
考え方や在り方は反映されていると
考えているのでとても楽しく読んだ。

そして、一見難しそうに感じる事を
身近な例で分かり易く説明できる事が
「頭のいい事」なのだと思う。

P.S.
  ちなみに、ここで言う少数派は
  自分で少数派とは言わない。

  「私は変わっている」
  という人ほどつまらないから。

  変わっている人は
  自分にとっては、当たり前なのだ。

  「変わっている」「変人」「少数派」
  という言葉は、
  人に言われるから「褒め言葉」であって
  自己申請する人はあやしい。(笑)

___________________________
■今日のまとめ

・本当に伝えたい事、本質は、同じように伝えても
 極少数にしか伝わらない。

・本質を生きている人には行間を感じられても
 表面的に生きている人には伝わらない。

・大多数の「いい人」に、理解されなくても
 構わないのだ。

---------------------------

このコラムに類似したコラム

【最幸ビジネスモデル】社会には雰囲気がある。 星 寿美 - 経営コンサルタント(2013/12/10 09:23)

【最幸ビジネスモデル】行動すると気付けるんだなぁ。しみじみ。 星 寿美 - 経営コンサルタント(2013/12/09 07:40)

【自分の歩き方】~素直にスネずに自分にまっすぐ!~ 星 寿美 - 経営コンサルタント(2013/12/06 19:05)

【最幸ビジネスモデル】ありのままで立つ。 星 寿美 - 経営コンサルタント(2013/11/29 12:22)

【最幸ビジネスモデル】セミナー嫌いが作るセミナーは。 星 寿美 - 経営コンサルタント(2013/12/02 09:18)