投資銘柄情報2012/08/31号

●ウェザーニューズ（４８２５）
本日終値３０２５円（＋４６円）。民間気象衛星で世界最大手。業績は増益基調が継続となる見通しで、今期予想ＥＰＳ１８５．２円（前期実績１６６．７円）。かつ連続増配となる可能性あり。株価は良好なファンダメンタル面を背景に上昇トレンドが継続となっており、８月１６日に付けた３０９５円は上場来高値である。その高値を付けた後は当面の高値圏にて揉み合いとなっているが、ここに至って上昇する２５日移動平均線との乖離が縮小となってきた事で、これより再び上昇波動出現となる可能性が出てきている。現ディスクロでの信用取組は買い残１７万株、売り残１３万株。

●ニチイ学館（９７９２）
本日終値８０３円（＋２５円）。医療事務受託の最大手。８月７日引け後に発表となった２０１３年３月期業績予想は当期利益１．６％減となる見通し。ただこれで目先悪材料出尽くしとなった模様で、直近株価には当面の安値圏より上値を窺う動きが出ている。３営業日前よりは日足ベースで指標となる５日・２５日・７５日全ての移動平均線上に日足が浮上となってきた事で、短期トレンドは陽転中。またこれよりの上値追いは日足が一目均衡の雲抜けとなる事で、テクニカルトレンド的にも変化が出てくる状況。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい局面である。

●富士紡ホールディングス（３１０４）
本日終値２７３円変わらず。不繊布・合皮応用の電子向け研磨材が利益柱。７月３１日に２０１３年３月期業績予想の上方修正（当期利益２０億→２９億）を発表した事を機に、株価は続伸となり、８月１４日には高値３３４円を示現。その後は明確なトレンド出現とはなっていないが、ここに至って上昇する２５日移動平均線と株価との乖離が縮小となってきており、近々にテクニカルリバウンドの期待あり。現ディスクロでの信用取組は買い残３１７万株、売り残４１０万株で貸借倍率０．７７倍の売り長状態であり、再び上昇波動出現となれば、需給妙味のある状況。

●ペガサスミシン製造（６２６２）
本日終値２１６円（＋５０円）。伸縮性のある生地に適した環縫いミシンでトップ。中国関連といった事が刺激材料となる傾向あり。特別好材料がディスクロされた形跡は見当たらないが、本日株価は本年最高の出来高を伴いストップ高に。これより６月２７日高値２２１円を更新となれば、個別チャート面からは今１月高値２９２円奪回が狙い。信用買い残を約２５万株しか抱えていない事で、売り圧迫要因は殆ど無い状況であり、目先買い玉の回転が効いている間は、上値追い継続となりそうな気配。マネーゲームではあるが、ここは上手く参戦のタイミングを捉えたい局面である。

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