住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の任意売却について
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)は
ホームページにも任意売却に関する説明や書式
のダウンロードのコーナーがあるくらいですから、
競売よりも任意売却を奨励しています。
しかし、
最近では任意売却の際の条件やルールが厳しくなり
競売になってしまう案件が増えています。
これについては住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の
ルールを悪用し、いたずらに任意売却の価格を引き下げ、
自社や関連会社に買い取らせた上に、
リホームなどをして加工し、再販売して利益を得る。
というような業者がいたためだそうです。
このような行為は本来の任意売却業務を逸脱する行為です。
販売価格が安くなりますから当然、
債務者は返済が少なくなりますし
債権者である住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)も
回収が少なくなってしまいます。
取引において、関係者の誰かがマイナスになると
その取引はうまくいきませんし長続きしません。
われわれ任意売却業者は自社の利益のために、
このような行為をしてはいけませんね。
結局、任意売却が出来なくて
競売になってしまい不利益を被るのは
相談者であるお客様なのですから、、、
このコラムに類似したコラム
任意売却物件をお探しの方へ 木原 洋一 - 不動産コンサルタント(2012/12/05 08:33)
任意売却そのものよりも、残債務の解決が大事!! 木原 洋一 - 不動産コンサルタント(2012/10/30 21:48)
住宅ローンの返済が滞ると直ぐに競売にかけられる? 木原 洋一 - 不動産コンサルタント(2012/09/01 09:46)
離婚や相続物件の共有持分の売却について 木原 洋一 - 不動産コンサルタント(2012/08/12 09:33)
有持分3分の1の売却についてご相談です 木原 洋一 - 不動産コンサルタント(2012/07/28 11:40)