- 長谷川 進
- 神奈川県
- 経営コンサルタント
-
080-5450-9751
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
今日はWBSについてのお話です。
プロジェクトのプランニングで用いる手法として「WBS」があります。
http://e-words.jp/w/WBS.html
「Work Breakdown Structure」の略で、プロジェクト全体を細かい作業に分割した構成図です。
プロジェクトマネージャーの仕事をしている人にとっては常識となっている手法ですが、中堅・中小企業での活用度合いはあまり高くないようです。
一見すると「WBS」は単なる表ですので、書き方も難しくありません。誰でもEXCELなどを活用すればすぐに書けるようになるでしょう。
但し、実際にビジネスで使うためのWBSを書くことは、それほど安易なものではありません。なぜならば、WBSに書いてあることを全て論理的に説明できる必要があるからです。
作業項目のブレイクダウン、作業担当者、作業期間、工数、成果物などをきっちり定義し、論理的に説明できるようにすることは、結構大変なことです。
プロジェクトの目標、作業の前後のつながり、成果物などがイメージできていないとスラスラと書き進めることはできないでしょう。
実際書き始めると、不明点や外部に依存するようなことも出てくるはずです。そういった場合には前提をおくなどして書き進めることになります。
プロジェクト内の他グループの協力、外部リソースの必要性などについても整理する必要があるでしょう。
そういったもろもろのことを論理的に説明できるWBSを作成することで、様々な問題点が見えてくることもあるはずです。
そういった問題点についてプロジェクトで共有し、議論する。プロジェクトとしての判断を論理的に下していく。
このようなプロセスを経ることは、プロジェクトを成功させる上で非常に重要です。そのためにも論理的に説明できるWBSを作成することを心掛けてください。
横浜で働く中小企業診断士長谷川進のブログ
このコラムの執筆専門家
- 長谷川 進
- (神奈川県 / 経営コンサルタント)
新規事業成功の鍵は、リスクヘッジを考えた事業戦略策定にあり
日本アイ・ビー・エム在籍時の15年間に多数のITプロジェクトに参画しました。その経験から、「新規事業が失敗する場合の多くは、構想段階に問題がある」と考え、リスクヘッジを根底においた事業戦略の策定、プランニングを行っております。
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