大阪梅田のあるレストランににランチを食べに行きました。
この店は、先日レストランフロアーの全面リニューアルに合わせて新規オープンした、チーズフォンデュのお店です。
味は悪くないし、価格もリーズナブル。接客そのものも感じは悪くない。
まあ、新人さんは、まだぎこちないですが、でも一生懸命さは伝わってきます。
でも、残念なことに、微妙な苛立ちを覚えるのです、それもしょっちゅう・・・
追加注文やお冷やを頼むために「すみませーん」と私達が、店員さんを呼びます。
店員さんは、13:30時点でホールに5人。40席程度のさほど大きくはない店舗。ホールの形状は資格で見通しは良い。
でも、誰も反応してくれません・・・
まあ、新人も多いからなあ、と思いたいのですが、ホール主任や店長もいます。
この人達は明らかにベテラン。
でも反応はしてくれません。
手を挙げてもダメです。
「あ、チャイムがあるから押してみたら・・」連れの一人が言いました。
ピーンポン~
「は~い!」
そうか、チャイムを鳴らしたら来るんだ。
またしばらくして、「すみませ-ん」と私。
店員さんは、無反応・・・
チャイムを鳴らしてみる「ピーンポン~」
「は~い!」
全員一斉にテーブル番号が表示される電光掲示板に見て、ひとりが飛んで来ます。
・・・・・・
う~ん、なんだかなあ~
チャイムを鳴らしたら確実に来てくれるので、まあ、要望は解決するんだけど。
ここまでチャイムにだけ反応するようにシステム化されるのもどうしたもんなんでしょうか?
確かに、チャイムを鳴らすと確実に来ます。
でも、ホールスタッフの数は十分います。
非常に見通しの良いホール形状をしています。
でも、チョット暇になると、彼らは、デシャップでぼーっとしています。
チャイムがあるからそれだけに反応していればいい、と言う気持ちなのでしょうか?
新しいお店、新人スタッフ・・・・誰でも出来るように工夫をしているのでしょう。
しかし、その為に確実に、サービス意識は、低下しています。
この店はファーストフードでは、ありません。
ランチでも1200円は超えるのです。
お客様が、レストランフロアで店を選ぶ基準はまず、商品や店構えでしょう。
しかし、いくら味や価格に満足しても、「ひと」に苛立ちを覚えると、わざわざ行く可能性は急激に低下します。
「ひと」の問題を無視してでも行きたくなるような、商品や価格ならばまだしも、そこまでではない場合は、「ひと」の要素は非常に高くなります。
ましてや、レストランフロアです。10店舗以上のレストランがあります。
いずれはオープン景気が終わります。
その時に、この店の目指している(?)サービスでは、生き残れないかも知れません。
味はそこそこ、価格は安いわけではないがまあリーズナブル。接客は個人のスキルはある。
だからこそ、システムの違和感に早く気がついて欲しいですね。
顔晴れ~~!
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