- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
海外を対象とするETFについて、紹介します。
日本市場に上場している、海外株式指数に連動するETFは、
東京証券取引所で15本、
http://www.tse.or.jp/rules/etf/list/foreign.html
大阪証券取引所は5本あります。
http://www.ose.or.jp/stock/428
対象とする指数の数は17指数です。市場同一の指数に連動するETFが複数あるものは、米国のS&P500、ダウ・ジョーンズ工業株30種平均、MSCI-KOKUSAIインデックスだけで、それも夫々2本だけです。
また、債券は、東京証券取引所では3本、
http://www.tse.or.jp/rules/etf/list/foreign-b.html
大阪証券取引所には有りません。
この銘柄数は、世界第三位のGDPを誇る国の株式市場としては、異例の少なさです。
憶測ですが、日本の証券関係者(取引所、証券会社、運用会社、銀行)は儲けが少ないので売りたくないと考えて、一般投資家に知らしめないのではと、思わざるを得ません。
また、そのベンチマークとして採用する指数等もバラエティがありませんし、カバーしている範囲も、世界的な業種、地域、国、債券群も極めて限られています。
この為、良く知られた指数として、先進国の株価指数のMSCIコクサイを対象とするETFのコード1680は、売買株数8,910株で約923万円前後、コード1550は売買株数7360株で約730万円前後です。また人気のある新興国株価指数のMSCIエマージング・インデックスに連動するコード1681でも、売買株数は、8830株で取引額は830万円程度です。
(2012年8月9日取引額)圧倒される少なさです。
ちなみに、8月8日に米国NYARCA市場で取引された、ティッカーEEM(MSCIエマージングインデックスに連動する1銘柄)の売買株数は36,570,174株で終値が40.29ドルです。
日本での売買と桁が違いすぎます。
現在、世界の各市場でETFは4000本以上あり、これら海外市場に上場しているETFは、日本市場には一部しか上場されていません。
MSCIコクサイやMSCIエマージング、シティーグループ国債の様なメジャーな指数で有れば、日本市場での売買でも大きなデメリットは無いと思われますが、他の指数や、国や地域、規模・業種、債券等に連動する指数を購入するのでしたら、やはり米国市場での売買をお薦めします。
現在、海外のETFを扱う証券会社の主なものは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、野村証券、大和証券、SMBC日興証券等ネット証券や大手証券会社で、海外の市場に上場する物の一部が売買できます。
対象とする主な市場は、米国市場、中国市場、シンガポール市場ですが、その他に、オーストラリア、ミラノ、韓国、ロシア、ベトナムなどのETF及び個別株式を扱う会社もあります
海外のETFを取引することを検討する場合、その取り扱いの広さ、為替と売買手数料を含んだコストの安さから、ネット証券をお薦めせざるを得ません。
現在、取り扱い市場、対象銘柄の幅広さで、SBI証券(約145銘柄)、楽天証券()、マネックス証券の3社が優位に有ります。
☆SBI証券のETF取扱数は約145銘柄で、海外取り扱い銘柄一覧は下記で確認出来ます。
http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/stock/pop6040_etf.html
取引に掛る手数料は、米国株式で~1000株迄、26.25米ドル(税込)です。
取引に関わる手数料は下記にて確認下さい。
https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=price&dir=price&file=home_price.html
☆楽天証券は取り扱い海外ETFが213本で最多を誇っています。取り扱い銘柄一覧は
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/foreign/etf/lineup/
で213本が一覧できます。
手数料は下記にて確認下さい。米国株式で1000株までは26.25米ドル(税込)です
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/commission/
☆マネックス証券は上記二社より銘柄数は少なく、海外ETFは米国ETFが
http://www.monex.co.jp/ServiceInformation/00000000/guest/G2700/gaikstk/stocklist.htm
中国ETFは
http://www.monex.co.jp/StockLending/00000000/guest/G2500/china/etf_list.htm
手数料は下記にて確認出来ます。1000株まで25.2米ドル(税込)です
http://www.monex.co.jp/ServiceInformation/00000000/guest/G900/srv/srv05gaik.htm
☆購入に関わるその他のコストについて
手数料は上記の通りですが、
外国口座管理料が必要な証券会社もあり、
取引手数料だけでなく、スプレッド(為替手数料)が掛ります。
これは、購入時に円から米ドル等の外貨へ、売却時にも米ドル等の外貨から円に帰る際にも必要です。
また、米国株式(ETF含む)は売却時に SEC Feeが掛ります。約定代金1米ドルに付き0.0000224米ドル(最低0.01米ドル) ※小数点以下第3位切り上げ (米国2012年3月28日現在)
従い、購入が小口ですとコスト負けする惧れがあります、ある程度の口数(株数)で購入されるようお勧めします。
大手証券会社での取り扱いは
野村証券は下記で株式と債券他が検索出来ます。
http://www.nomura.co.jp/retail/etf/fetf/lineup/global.html
http://www.nomura.co.jp/retail/etf/fetf/lineup/bond.html
大和証券は1ページで確認ができます。
購入と取り扱い一覧、手数料等がこのページで確認出来ます
http://www.daiwa.jp/products/equity/foreign/etf/
SMBC日興証券の取り扱い一覧は下記です
http://www.smbcnikko.co.jp/stock/etf/foreign.html
これら3社の場合、オンライントレードが出来ないか、できても限られた銘柄になっています。
私の場合、最初に海外ETFを購入したのは大和証券でした。日本で購入できるようになった時期にすぐに購入しました。その後、日興証券でも3本購入していますが、価格の更新は翌々日になり、ネット証券のリアルタイムな処理とは別な世界です。
従い現在は新しく購入するものは、ネット証券2社で行っています。
現在口座をお持ちでない方も、投資に関心が有りますれば、各証券会社のホームページを訪れて下さい。多様な商品に驚かれると思います。
特に、債券を対象とするもの、テーマ別なものは馴染みないと思いますので、是非銘柄の簡単な紹介をお読みください。日本だけでなく、投資の対象を広くすることで、アセットアロケーション・資産配分方針に基づくポートフォリオが可能になると考えています。
face book ページ オフィス マイ エフ・ピーを開設しました。
宜しければ、こちらのページでお楽しみください。
http://www.facebook.com/#!/officemyfp
☆セミナーやご相談は根拠の明示及び実証データをもとにご説明します。
お気軽にお問い合わせください。
★毎月資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
宜しければご参加ください
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm
文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.ne.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html
『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』
このコラムに類似したコラム
シニアの資産運用はご自身のリスク・リターンに応じたものがお勧め 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2015/04/30 18:20)
ご自身の運用成績はベンチマークと比較してみましょう 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2015/04/14 16:15)
マイファンドレポート 2015年2月確報 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2015/03/06 14:40)
myfundレポート7月をアップしました、当月の収益率は-0.99%でした。 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2014/08/08 15:52)
2013年日本の富裕層約58万世帯減少(2012年対比) 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2014/06/16 17:27)