- 松山 淳
- アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
知識の弊害
本田宗一郎氏の言う「知識」とは、何か?
こんなことです。
1)知らないことは専門家に聞き、教わった知識
□「学」がなかったからこそ安易な知識に縛られなかった
(過去の知識に縛られない→常識に縛られない)
□わからない事は、素直に人に聞く
□教えてくれる人の心に応える
2)やって知った、実行して知った知識
□「机上の空論」の戒め
□体験、実践の大切さ
この二つの知識が「未来」へつながるものだと、
本田氏は言っています。
松下幸之助氏が書いた『素直な心になるために』(PHP研究所)
という本があります。
その中で、「素直な心の十ヶ条」があります。
「素直な心の十ヶ条」
一 私心にとらわれない
二 耳を傾ける
三 寛容
四 実相が見える
五 道理を知る
六 すべてに学ぶ心
七 融通無碍
八 平常心
九 価値を知る
十 広い愛の心
この「十か条」の内、以下の2点が、
本田氏の話しに通じると思います。
「耳を傾ける」
「すべてに学ぶ心」
カウンセリングでは人の話を「聞く」を必ず「聴く」と書きます。
これは、集中して積極的に注意を払って「聴く」ということです。
「耳を傾ける」というのは、
この「聴く」という漢字がぴたっと当てはまります。
「聴いて」て得た「知識」というのは、
「耳学問」という言葉があるものの
やはり、少し質の高い「知識」なのだと思います。
そういった「聴く」姿勢があってこそ「すべに学ぶ心」も
生まれてくるのでしょう。
そして、そこからまずは「自ら体験してみよう」という
心が生まれてくる。
聴いて体験し、体験して聴く。
こういった学習サイクルを身につけられるならば
「知識」というのもやはりとても大事だと思います。
つづく・・・
EARTHSHIP CONSULTING