島が夕陽で - お墓・墓石 - 専門家プロファイル

想いのお墓コーディネーター 酒井イクオ
墓石・石材コンサルタント 代表取締役
栃木県
エクステリアコーディネーター

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対象:葬儀・お墓

想いのお墓コーディネーター 酒井イクオ
想いのお墓コーディネーター 酒井イクオ
(エクステリアコーディネーター)
想いのお墓コーディネーター 酒井イクオ
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(エクステリアコーディネーター)
想いのお墓コーディネーター 酒井イクオ
(エクステリアコーディネーター)
石崎 公子
(ヒキダシスト/Comunication Specialist)

閲覧数順 2016年12月10日更新

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バイクで向かったさきは、学生時代に読んだ小説の島。
瀬戸内海に浮かぶその島は、今も昭和の懐かしさの残る静かなところであった。

三十数年前に読んだ小説が足利の古本屋に埃をかぶり置かれていた。
探していたのかもしれないその本の正面に立った僕は微笑んだ。
そして一息呼吸を整へ静かに手を伸ばした。
その本を両手にもち丁寧に頁をめくっていった。

バイクで信州へ旅にでる主人公、旅先で出会う不思議な女性、彼女にひかれた主人公は彼女を追いかけるように彼女の故郷の島へバイクで訪ねる。

そんな島へ僕もオートバイ(トライアンフ ボンネビルT100)で。

最終のフェリーが島へ着くと民宿の大将が出迎えに来てくれていた。
バイクに跨がりフェリーを降り大将の後に続いて走った。
小さな島の民宿にはすぐに着いた。
部屋に荷物を置くと真っ先に風呂場へ向かった。
真夏のバイクでの旅、汗と排気ガス、ホコリもまじり十分に体を汚してくれていた。
全身をシャワーでいっきに洗い流した。
風呂場を出て部屋に向かった。
食堂が夕陽で鮮やかに染められていた。
部屋に戻らず、茶色のゴム製サンダルを借り玄関を出た。
この宿の前はすぐ海水浴場になっていた。
夕陽に彩られた海と雲、時とともに遷り往く自然の美しさに僕はみとれてしまった。
共に八百キロ走ってきたボンネビルT100に映りこむ風景は、鮮やかさと寂しさの混じった黄昏色にみえたのであった。

小説の舞台となった場所をひとり旅するのも、またなんともいいものではないだろうか。
次は何処に行こうか!?
そんなことを考えているとなかなか眠れなくなってしまうのである。
夜長のこの時期、夜空の星をみながら旅の計画をするのも楽しいのかもしれませんね。

   平成二十四年 八月 吉日     
                   石のさかい 五代目店主   酒井 郁夫