- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
先日のお菓子の講座ではカスタードクリームにバラの香りをつけるために、ダマスクローズのバラ水(製菓用)を使いました。もちろん天然。
バラの花びらから精油を取るために蒸留すると、上にローズオイル、下にローズウォーターがたまるのだそうで、こちらにもバラの香りは充分に残ります。
自宅では化粧水として売られているのものをときどき使っています。
授業では、最初はおそるおそる使っていましたが、回を経るごとに「もうちょっといけるかしら」と少しずつ量が増えてきました。
小さじに半分ほど口に入れてみましたが、香りは強くても、特段の味はありません。
しかし250gほどのカスタードにたった1~2gで充分にバラ風味をつけることができます。すごい力だなあと思います。たとえば同じだけのキルシュを入れても、はっきりと分かるほどには味はでてこないからです。
バラ水を飲むと体中からバラの香りがするそうです。次にバラ風味のお菓子を作るまでには間があるでしょうから、残った分のローズウォーターはペリエに入れて飲んでしまおうと思っています。
しかしカスタードと同じだけの香りの量を体重に換算すると・・・2本は飲まないといけない計算に。ほんとにバラの汗なのかしら!? ちょっとやってみたくなりました。
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