6つの係数 - ライフプラン・生涯設計 - 専門家プロファイル

西内 純
メープルFP相談室 代表
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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今日はファイナンシャルプランナーが使う係数についてお話しましょう。


前回のブログでキャッシュフロー表について書きましたが、キャッシュフロー表を作成するに際して、インフレ率等の上昇率を加味した将来価値を計算したり、将来価値を現在価値に直したり、あるいは積み立ての計算、ローン返済の計算に使える便利な係数表があります。


その係数には『終価係数』『現価係数』『年金終価係数』『減債基金係数』『資本回収係数』『年金現価係数』の6つがあります。


まず最初の『終価係数』は現在の額から将来の額を求めるのに使います。

例えば『年率1%のインフレを仮定した場合、現在100万円の額が10年御いくらになっているか』を求めるのに使ったり、『100万円を年率2%で複利運用したら10年後いくらになるか』というのに使いますが、一般的に知られている『72の法則』も終価係数の一部です。

現在の額が決まった利率で複利運用して倍になる場合の法則で、《年利率X年数=72》すなわち年率4%の複利運用すれば18年で倍になるということです。

一昔前は年利4~6%など当たり前だったので18年~12年あれば倍になったものが、今はネット銀行で金利がいかに良いところでも0.72%もつかない。と言うことは100年あっても倍にならないということです。


『現価係数』は『10年後100万円必要、年利2%で複利運用するとしたら、今いくら必要か』という計算をする場合に使う。


『年金終価係数』は『毎年10万円を年利2%で10年間積み立てたらいくらになるか』を計算する場合に使う。


『減債基金係数』は『10年後までに100万円貯める場合、年利2%で複利運用するとして、毎年いくら積み立てればよいか』を求めるのに使う。


『資本回収係数』は『100万円を年利2%で運用しながら、10年間で年金として取り崩す場合、毎年の年金額はいくらか』を求めるのに使う。又この係数はローンを借りた場合の毎年の返済額の計算にも使えます。


『年金現価係数』は『毎年10万円ずつ年金を10年間受け取りたい。年利2%で複利運用しながら受け取るとして今いくら年金原資があればよいか』を求めるのに使う。又この係数は毎年の返済額からローンの借り入れ可能額を計算するのにも利用できます。


以上が『6つの係数』です。私のホームページ http://maplefp.web.fc2.com/index.html  の『役立つ係数』に係数表がありますのでみて下さい。又ネット検索しても係数表は出てきます。



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