まず症状は、アキレス腱遠位部に起こる運動時痛で、安静時には痛みはほとんど出ません。
圧痛は、カカト(踵骨)のアキレス腱付着部から2〜5cm以内に限局してあり、熱感や腫脹が伴うこともあります。
痛みの度合いも、場合によっては触れるだけでも強い痛みを感じることがあります。
この症状が慢性化すると、石灰の沈着したアキレス腱石灰化症や、カカトの腱の付着部の''骨棘''が形成されることがあります。
症状の原因に関しては、機械論的捉え方(西洋医学)と''有機論的捉え方''では、違いがありますので両方の角度からご紹介しましょう。
アキレス腱炎を''機械論的捉え方''でみると、繰り返す動作の結果として、アキレス腱の変性、下腿三頭筋の筋力および柔軟性の低下、カカトの内側への変形などが生じると考えられています。
または、前段階でそのような異常があり、その状態で過度な使用をしたために生じたと捉えています。
一方、有機論的捉え方をすると、上記のような捉え方も素因として肉体的ストレスにはなりえますが、症状の本質的原因としてはみていません。
つづく。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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