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- 星 寿美
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- 下村 豊
- （経営コンサルタント）
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今週は、仲間のエグゼウティブコーチお勧め
決断という技術
の中からシェアしているが
最後に、だから教育が大切ということに
落として行こうと思う。
教育と言っても
現在、良しとされている教育の部分だけではない。
この本の中で私が面白いと感じたクダリを
３連チャンでご紹介。
Ｐ．１０２
最近、僕が気になっているのが
「覚悟」という言葉なんですよ。
「政治家の言葉に覚悟がない」とか、
「消費税増税に首相の覚悟はあるのか」って、
法案の内容より覚悟があるかどうかで
通すかどうか決めるみたいな話が
まかり通っている。
例えば、今の政治家に覚悟がないといった場合、
覚悟がない以前の問題として情報収集力とか
判断力とかがあるかどうかが第一の問題なはずです。
つまり順番としては、情報収集力があって、
判断力があって、決断力があって、その決断を
最後までやり抜く「覚悟」があるかと
問いかけて行くべきなのだけど、なぜか覚悟の
ところばかり問われている気がするのです。
（中略）
覚悟と行動力がセットだったら、
日本ではリーダーとして
おーって受け入れちゃう可能性はありませんか。
Ｐ．１３２
正解がない質問って、日本の学生が一番嫌がるんです。
正解がない出題、ダメなんです。
Ｐ．５３
アメリカの企業の決断が早いのは文化だけの
問題ではない。
この国には技術論として決断の仕方を
教えてくれる場所があるんだろうなと思いました。
（中略）
こういう発想をしましょうねという、
やはり教育ですね。
広い意味でのそういう教育をやっているか、
いないかだと思います。
このクダリを読み、私は、
今ある、
決められた事、やらなくてはいけないことだけを
一生懸命にやらされる教育を
教育と呼んでいる気がした。
実は、日常の中でいくらでも
情報収集をして判断して決断する機会はあるし、さらに、
それを「人に伝えるように変換」（＝プレゼン）
する機会があれば、どれだけ役に立つだろうと思う。
それは、本当に自分がやりたい事の中で
いくらでも出来る。
たとえば、この本の中でもハードル選手の為末氏の
「サルサダンスは足首の使い方がハードルと似ていて
子どもの頃からやっていれば良かったと思った。」
というクダリや
全く関係のない分野だけれど、どのような関連性を
見いだせるかというトレーニングをするというクダリ。
やりたい事が一番夢中になり身につくのだから
自分のパッションに忠実に夢中になったり
日々、日常を心豊かに感性で過ごすことが
実は「いい仕事」をするのに大いに役立つのだ
という視点が非常に大切だと私は感じる。
かくいう私自身も
人生で経験したすべての事が
いろいろな意味で血となり骨となっている事を
実感している。
しかし、柔軟な子ども時代に、そのような機会を
奪って（もちろん奪っている意識なしに）
「やらなくてはいけないこと」が教育だと信じて
一生懸命にやらせた結果、
本当に大事な事より、
耳障りのいい琴線に触れる言葉などで
判断してしまったり、
正解のない問いが苦手だったり、
するのではないだろうか。
まったく違うことをしている中で
学んだり、経験した事が
すべて役に立つ、ということを
教育は忘れてしまっているのだと私は感じている。
２次元的ではなく、多次元的に立体的に
人生を捉える事が出来たら、
どんなにか豊かな教育になるだろうと思う。
だから、それを私たちは実行している。
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■今日のまとめ
・全く違うことをしている中で学んだり、
経験した事が全て役に立つ。
・２次元的ではなく、多次元的に立体的に
人生を捉える事が出来たら、
どんなにか豊かな教育になるだろう。
・だから、それを私たちは実行している。
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