- 稲垣 史朗
- パウダーイエロー 代表取締役 兼 チーフデザイナー
- 神奈川県
- 店舗インテリアデザイナー
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0467-88-1981
対象:老後・セカンドライフ
「東京R不動産」という、面白い不動産サイトがあります。
ひとつひとつの物件を、自分の目でみて、自分の手で触れて、ほんとうに良いものだけを、自分の言葉で紹介する。という一見面倒なプロセスを実行している、すばらしいサイトです。
そのサイトを立ち上げた人たちが書いた「だから、ぼくらはこの働き方を選んだ」という本は、「働くことについて考える」うえで、一度読んでみてほしい一冊です。
マッキンゼーや博報堂を退社して、自分たちの働き方を模索し、実験し、実行している人たちの言葉に、深くて強い意志を感じます。彼らのビジョン/ルールを、おっきく書くと4つ。
1 やりたいことを仕事にする
2 ちゃんとお金をかせぐ
3 社会を豊かにする
4 楽しい仲間と働く
この4つのルールはシンプルだけど、すごくいい条件だと思います。
確かにこの4つが達成できれば、それはかなりいい働き方だと思うのです。
でも実現することは、とても難しい。それに真剣に、真摯に取り組んでいるR不動産の人たちは、すごい。
あと面白かったのは、働くことを「キャリア」ではなく「トリップ」だと考えてみるという発想。
同じ場所にいる必要はなく、むしろどんどん新しい場所へ動いていけばいい。
いつもグレードアップしなくてもいいし、時には贅沢し、時には節約し、好奇心を高めて感動や刺激や出会いを求めながら、何かを見つけていけばいい。
確かに、学生のうちに選んだ会社に40年間いつづけるというのは、じつはかなり不自然なことですよね。旅するように、仕事をする。
もしそこが、ほんとうに居心地がよければ、ずっと居続ければいい。でも働く上でも、常に感動や刺激を求めることは大事なことだと思います。
本の最後の台詞です。
やっぱり一つだけ言うなら、僕らは自由でいたい。ボブディランも歌っている。
「朝起きて、自分のやりたいことをやれる人。それが成功者だ。」
もちろん働くこと、その目的は、ひとそれぞれです。
夢のため、生活のため、家族のため、お金のため、社会のため、楽しさのため…。
でも、ひとつ言えるのは、それは押し付けられるものではなく、自分で考え、見つけなくてはいけないこと。それが「自由に働く」ということの意味だと思うのです。
だから、この記事の言いたいことはひとつで「みんなそれぞれ働くことについてもう少し考えてみよう」ということまでです。
こんなことを書くと「辞めたいの?」と思われるかもしれないけど、現時点ではそのつもりはありません!「創造的な仕事をしたいなら、働き方を創造するところから始めよう」と、上司や、チームでよく話をします。
いろいろと考えてみても、今の環境は、自分にとってとてもいい環境だと思っています。
「働くこと」は本来、「誰かを幸せにすること」そのものであるはず。
そんな気持ちだけは忘れずに仕事をしていきたい。
という宣言の意と、自戒の念をこめて書いてみました。
でも、とりとめもなく長くなってしまったし、なんかすこし深刻になってしまいました。
このコラムの執筆専門家
- 稲垣 史朗
- (神奈川県 / 店舗インテリアデザイナー)
- パウダーイエロー 代表取締役 兼 チーフデザイナー
物販(アパレル系)と美容クリニックのデザインが得意。
店舗のデザインに特化したお悩みを相談してください。デザインから現場施工まで1000件以上の経験がございます。誰に、何を、どの様に、お店を開店したらよいのか?不安な点は全てご相談に承ります。
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