- 細谷 健一
- グラッドスタジオ一級建築士事務所 代表
- 神奈川県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
今日は、南についてです。
日本の住宅は、リビングを中心に南を重視した間取りが多いです。
何故でしょう?
やはり、リビングにさんさんと日が入ると気持ちがいいからだと思います。
また、日本は布団を干す習慣があるので、南を好む間取りになるのかと思います。
そのようなイメージをもって家を建てる方が多いと思うのですが、実際はどうでしょう。
実際のお宅を拝見すると、うまく南側の日差しを取りこんで生活している家は意外と少ないのではないかと感じます。
常に厚いカーテンが閉められたままとか・・・常に雨戸が常に閉まっている家が多いので、
とても、もったいないなって感じます。
オープンにして生活して下さいということではなくて、南を重視した間取りがその土地に合っているか良く考えてもらいたいと思います。
南を重視した方が良い立地もありますが、都心の家ではお隣の家とかなり接しているケースが多いので、南側にリビングを計画して、普通の掃き出し窓を設けてもあまり有効とは思えません・・・
そう言った意味で、窓の計画は家づくりを考える上でとても大切です。
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