- 西内 純
- メープルFP相談室 代表
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
ファイナンシャルプランニング活動で大事な事の一つは、日本の社会保障制度を理解することです。社会保障制度を勉強すると感じるのは、いかに現在の制度が時代にマッチしないものになってしまったかということです。
本来であれば、少子高齢化時代を見据えて何十年も前に政治が改革に手をつけてこなければならなかったものを、その場しのぎの無責任な政治家が何も決めずに来たことが、時代遅れの社会保障制度であり、また、バブル崩壊以降続く景気低迷を招いてきた元凶だと思います。
私は俗に言う団塊の世代です。学生運動華やかなりし時代に育ったのですが、多くの学生と同じように極端な政治活動を嫌い、ノンポリ派でした。社会人になると急速な経済発展の時代の渦に飲み込まれ、学生時代の政治活動家もいつの間にか企業戦士に変身していきました。
その当時の私には政治が国の未来を動かすという感覚もなく、自分たちが企業戦士として頑張ることが、自分の生活を豊かにし、それがしいては豊かな国を作ると思っていました。従い政治には全く興味を示さず、大事な参政権も放棄していました。(サラリーマン時代後半の24年は海外生活だったので。。。)
現役を退き、日本に帰ってきて、日本の政治をまじかに見ると、日本の政治家の質の悪さにほとほとあきれ返ってしまいます。今までの政治家は、直接自分に投票してもらえる既得権益者の利益を守ることに重々として、真に国の将来を考えた活動をしてこなかったと言っても過言ではないと思います。政治家によって利益が守られている人が投票に行き、それ以外の人々は駄目な政治に嫌気をさして投票所に向かわない。こんなノンポリ行動が日本を駄目な国にしたのではないでしょうか?
国、しいては我々国民の将来を決めるのは政治です。政治を決める政治家を選ぶのは有権者である我々です。今の政治家の一挙手一投足よく見ておいて、本当に日本の未来を考えて行動してくれる政治家に投票しましょう。ノンポリは駄目です。
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