- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
広報活動を強化する場合、様々な対策が考えられますが、大別するとPR会社に業務を委託するアウトソーシング型と内部強化ということで広報スキルをもった人の採用という2パターンが挙げられます。
広報スキルをもった方の中途採用には、ご承知の通り下記のメリットがあります。
①即戦力として広報活動を強化できる
②メディアとのパイプが拡がる
③他社、他業種での広報手法、パターンが活用できる
④外注費(PR会社)を抑えられる など
しかし本当に求めている広報スキルを持っているのか、実務をどれだけこなしてきているのかなどを十分に見極めることが大前提であり、アピールの上手い?転職者をどう見極めるかは目を肥やしていく必要があると言えます。
一方で、中途採用によるデメリットやリスクも十分に認識しておく必要があります。
①思ったほどスキルが無かった
②戦力にはなったが数年で転職してしまう
③個人力はあるが組織力につなげられていない
④配置転換が難しい(生涯広報も難しく、数年するとプロの手抜きも始まる)
メリット、デメリットをどう感じるかはケースバイケースだろうとも言えますが、デメリットやリスクを最小限に抑えるべく、採用時に配慮することは重要だろうと思います。
また広報スキルを組織力にしていくため、また人材育成という観点からも社内から登用し育てていくという発想も重要だろうと思います。例え広報スキルが乏しくとも、自社について、事業についてこれまでの経験から”自身の言葉で話せる”ということも非常に重要です。
そして現場とのローテーションを図り、現場とのパイプを強化していく、現場に広報スキルをもったひとを配置することで広報への社内浸透を図っていくことも長期的な観点から重要と言えます。
広報の解る人を採用した!は、単なる一時しのぎ。中長期的な視点で検討してみては如何でしょうか?
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